2025/5/7
本日、インドがパキスタン領を攻撃しました。私たちがインドを訪問していたのは、その直前。カシミール地方で起きたテロに対してインドの国民世論が沸騰していた時期でした。その為、モディ首相の時間がどうしても取れず、額賀議長はジャイシャンカル外相を通じて旧知のモディ首相にメッセージを伝えたのでした。
写真は5月5日、アッサム州から戻って帰国直前に外相と会談した時のもの。左端はインド駐在の小野大使、中央の白いベストの男性がジャイシャンカル外相です。もう一枚は会談時のもの。右側がインド、左側が日本です。ジャイシャンカル外相は予定時間を30分も延長し、1時間を超える会談になりました。
今回、モディ首相に会えない理由を「差し迫った状況の為」と外相から説明されました。私たちは事前に大使館から、4月下旬のテロはヒンズー教徒だけを殺害した残忍な事件で、何も行動しなければ世論が収まらない状況であったこと、パキスタンがテロリストを匿っていると疑われていること、核保有国同士の対立なので米国が自制を求めていること等、説明を受けていました。本当に差し迫っていたことが、今日のインドによる攻撃で明らかになりました。世界は平和ではないし、国際情勢が刻々と動いている現実を改めて実感しています。
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