2024/10/4
4日、第214回臨時国会の開会式が、今上陛下を参議院本会議場に御迎えして行われました。改めて陛下の御言葉、衆議院議長の挨拶は、なぜ国会に参集するのか、国民のために議論し、より良い暮らしを築くために参集していると感じます。
石破総理の所信表明では、自民党総裁選時期に述べていた、被災地支援のための補正予算と予算委員会開催も、金融所得課税も、選択的夫婦別姓制度の導入も、日米地位協定改定も、ありませんでした。岸田前総理総裁と同様に、総理大臣になるとあっさりと変節してしまう。
また、臨時国会を9日間で衆院解散、660億円程の総選挙の実施に踏み切ろうとしています。能登半島地震・豪雨災害等へ補正予算を組み、審議実行を進めるべきところ、政権の維持だけが目的化してしまう。
極めて残念と言わざるを得ません。
国会開会式前、議事堂前で今上陛下のお越しを待つのですが、党派を超えた交流の場ともなります。意見の違いは常にありますが、この場の雰囲気、互いに認め合う、尊重する姿勢の上であれば、充実した議論が出来るはずです。
最大公約数の結論を出すために国会はある。結論を見出す、時に互いに譲歩。長い道のりの一歩かもしれませんが、一歩一歩前に進む。これこそ国会議論のあり様です。政治は国民の生活が第一。安心して暮らせる日本をつくるため、歩んでいく覚悟を再確認した開会式でした。
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