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本当に何故に日本は検査数が他国に比べ少ないのだろう…業界団体と先例主義の省庁の代弁をしてきた自...

2020/9/21

本当に何故に日本は検査数が他国に比べ少ないのだろう… 業界団体と先例主義の省庁の代弁をしてきた自民党政治の限界も読み取れる記事と思いシェア。
【記事抜粋】https://www.jiji.com/sp/v4?id=202009skkm50001
各国は対策を強化している。その中心は、検査体制の拡充だ。コロナに限らず、感染症対策の基本は早期診断・治療・隔離(自宅待機も含む)である。

 検査しなければ、実態がつかめない。ウイルスの培養は細菌のように容易ではない。ウイルス感染の診断法の標準はPCR検査になる。

 レムデシビルやデキサメタゾン以外に治療薬はなく、そのレムデシビルもほとんど流通していない、ワクチンも存在しない現時点で、コロナ対策の肝はPCR検査体制の強化と言っていい。世界各国が試行錯誤しながら取り組んでいる。

 例えば、流行が再燃した中国・北京市では、市内の食品卸売市場「新発地市場」で感染者が確認された6月11日以降、検査の規模を拡大し、1日当たり100万を超えるサンプルを処理している。

 北京市の発表によると、感染発覚以降、7月3日までに合計1005万9000人にPCR検査を実施し、335人の感染が確認されている。北京市の人口は約2000万人だから、およそ半数が検査を受け、陽性率は0.003%だ。7月4日に収束宣言が出た。(中略)

私は英『ランセット』など一流医学誌のコロナ検査に関する総説を検索したが、コロナのPCRの特異度を問題視している論文はなく、1%などの具体的な数字を挙げているものもなかった。

 日本政府のコロナ対策は、このような初歩的なミスの上に立案されている。早急に、方向転換が必要だ。そうしなければ、世界から置いていかれ、ツケを払うのは国民である。

 日本にいると想像できないが、世界ではPCR検査の実施回数を懸命に増やしている。(中略)

 政府の方針は、日本国民にさまざまな弊害をもたらしている。

 ドイツ在住の知人は「ドイツではPCRの検査受容能力は、直近の統計で1日当たり18万件です。3月初旬には1日当たり1万件を切っていました。ドイツは増やせたのに、日本はなぜできないのか不思議に思っています」という。さらに、「日本は空港での検査能力が低いので、往来を再開できない」そうだ。

 世界中でPCR検査の需要が高まり、技術革新が進んでいる。従来、検査に4~6時間を要していたが、全自動で時間を短縮することも可能となった。

 世界最速とされるオランダのモレキュラー・バイオロジー・システムズ社の製品は、PCR反応(増幅反応)を8分間に短縮し、30分以内で検査を完了できるという。研究開発が進めば、さらに時間は短縮されるだろう。

 これなら、病院にお見舞いに行った際に入り口で、あるいは新幹線に乗る前に切符売り場で検査すればいい。「Go To トラベル」キャンペーンもPCR陰性者だけが利用すればいい。経済的損失を抑えながら、感染対策ができる。まさに、「ウィズ・コロナ」時代を生きる一つの方法である。(中略)

◆検査の限界を認識しつつ

 7月16日、政府の分科会は、無症状の人に対するPCR検査について、公費で行う行政検査の対象にしない方針で合意し、政府に提言した。

 翌日に配信されたウェブメディアの記事「必要なのは、全ての無症状者への徹底的なPCR検査ではない。尾身会長『100%の安心は残念ながら、ない』」によると、分科会後に会見した尾身会長は、無症状者への検査拡大に否定的な考えを示したという。

 これは、自民党の行政改革推進本部が、医療機関や医師が必要と判断すれば、保健所を介さずに公費でPCR検査を実施できる体制をつくるため、感染症法の改正が必要だという提言を取りまとめたことへの反発だ。もちろん、厚労省が周到に根回ししたものだろう。

 「全ての無症状者への徹底的なPCR検査」など、誰も要求していない。論点をすり替えている。

 医療従事者や介護従事者、あるいはホームレスなどの社会的弱者は無症状でも公費でPCRを受けることができる体制をつくろうと言っているにすぎない。なぜ、政治家のこのような提言に医師が反対するのだろう。私には理解できない。

 どうして、先進国の中で日本だけPCR検査の数が少ないのか。それは妥当なのか。国民の視点に立って議論すべきだが、提供者サイドの都合だけが強調されている。

 PCR検査には限界がある。軽症例や感染早期の患者には偽陰性を呈することがある。それでも感染者を見つけ、治療・隔離するには、PCR検査を増やすしかない。

 そして、感染していない人には経済・社会活動を続けてもらわなければ、社会は維持できない。世界はPCR検査の限界を認識しながらも検査数を増やし、コロナとの共存を目指している。

議論の在り方を抜本的に見直す時期に来ている。

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著者

小宮山 泰子

小宮山 泰子

選挙 第48回衆議院議員選挙 (2017/10/10)
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埼玉7区 78,202 票 比例 北関東ブロック 希望の党 [当選]

肩書・その他 衆議院議員
党派・会派 立憲民主党

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