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西尾 憲一 ブログ

保守本流をもう一度(67)

2020/10/31

 中曽根氏は、若き日に、自民党の総裁選挙で、岸信介ではなく石橋湛山に投票したとも証言しました。「岸は戦争に責任があった人であり、我々はあの人たちの命令で戦争に駆り出されて、第一線で命がけで働いてきたんで、その責任を不問に付すことはできない」(対論改憲・護憲 中曽根康弘・宮沢喜一 朝日新聞社 1997年)と。

 

中曽根氏で思い出すのは、首相公選制で今の憲法を根本的に変えようと提案されたことです。しかし、宮沢喜一氏は、有事のために首相を大統領にしたら問題が解決するとは思えないと批判しています。「先進国になればなるほど国民の価値観は多様化します。それを一本の強い線にまとめることは大変困難なことで、大統領ならやれるというほど簡単なことではありません。国民の人気投票の結果、テレビで顔が売れたコメディアンが大都市の市長になるのはよくない」(「この人たちの日本国憲法」光文社 佐高信 2013年)と。

参院選挙や知事選など大きな選挙になればなるほど、知名度がものをいうことは確かですが、各党がタレントやスポーツ選手を擁立するのは問題です。人格、識見、能力ともに優れていればよいのですが、そういう人は少ないように見受けられます。政党も頭数にしか考えていないとすれば、当の候補者と有権者を馬鹿にするものと言え、政党自体の信頼も損なわれると考えます。

私の地元千葉県でも11年前に森田健作氏が抜群の知名度で知事に当選しましたが、この3期11年半で実績と言えば東京湾アクアラインの通行料金を800円に値下げしたことぐらい。それどころか昨年9月千葉県に上陸した房総半島台風では当日県庁に来ないで、翌日には公用車で県内の自分の別荘を視察する始末。職員が書いた原稿を棒読みし政策能力もなければ千葉県民のために働こうという熱意もなしで、どこの県でもいいから知事になれればという姿勢が最初から見えていたのは非常に残念です。

 

 

                    

 

 

 

 

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著者

西尾 憲一

西尾 憲一

選挙 千葉県議会議員選挙 (2019/03/29) [当選] 15,917 票
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船橋市選挙区

肩書・その他 「平和の党」代表 千葉県議会議員
党派・会派 無所属

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