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野洲市駅前病院 11億円強の市有地の位置づけ 有利・不利は政策手腕に リスク秘めた時間との勝負

2021/4/8

病院事業と市財政の双方に有利な形で事業に組み込まれている 

 昨日はあらためて最近関心が高まっている駅前の市民病院計画について書きました。そのなかで話が込入ってややこしくなりそうなので詳しく立ち入らなかった、病院予定地の駅前市有地について書きます。以前簡単に触れたことがありますが、今回は、少し丁寧に書きます。

 この土地は、もともと市民のための利用を目的に当時市議会全員賛成で買ったもの。過去の市民病院検討の結果から病院の立地としては最適であるという点で、病院にとっても大きな利点があります。他方、市にとっても財政上有利な形で病院事業に組み込まれています。

病院は市から市有地0.81haを約11億2,500万円で購入し市は同額の収入を得た

 模式図をつくってみました。簡明にするために枝葉のところの説明を省きますので、大筋のところの説明として容赦をお願いします。

 まず、病院は、市の事業ではありますが企業会計で運用しているため、市の一般会計とは別になっています。病院はその企業会計で市から新病院建設のため市有地0.81haを約11億2,500万円で購入しています。そして、市に対して代金をキャッシュで払っています。市は自由に使える財源として、市の一般会計に約11億2,500万円収入を得たことになっています。

病院は30年均等返済を条件の借り入れで資金を調達 

 ところで、病院はどこから約11億2,500万円もの巨額のお金を調達したのか?これは昨日説明したとおり、市と折半して、それぞれ30年均等返済を条件の借り入れ、いわゆる起債によってです。病院は毎年の事業収益のなかから返済。市は毎年の税収によって返済。ただし、昨日説明したとおり、返済の都度交付税で裏打ちされ負担が軽くなります。このように制度上市財政に有利な仕組みとなっています。

駅前病院を中止の場合土地は不要 病院は借金返済に耐えられない  そこで、駅前病院を中止した場合どうなるか。病院にとってはこの土地は当然不要になります。しかし、借金は毎年返済しなければならない。これに病院は耐えられない。それ以前の問題として、公営企業にとって不要な財産取得のための起債が有効かどうか、認められるかどうかというい大きな問題が立ちはだかります。

病院は市長に土地の買い戻しを求めそれで返済 市はこの財源をどう調達できるのか?

 そうなれば、病院は駅前整備の中止を決めた市長に対して土地を買い戻してもらい、それで得たお金で借金を一時に返すしか逃げ道はありません。次の建設場所も決まってないなかで大変なことですが、これしか手はありません。

 そうなると、市はたちまち約11億2,500万円を調達して、病院の企業会計に払わなければならない。計画どおりであれば、30年均等返済のうえを交付税での裏打もあったのに、この市有地で病院整備をしなければその裏打ちもなくなり、大きな負担と損失です。市はこの財源をどう調達できるのか?

市長の一存で駅前市有地の売却によって財源調達? 時間との勝負

 駅前病院を本当に中止してしまった場合に生じるこの問題を市長はどう解決しようとしているのか?まさか、市長の一存で駅前市有地を売却して病院に返すお金を用立てるということにはならないと思いますが。いずれにしても、大きなリスクを秘めた時間との勝負にならざるを得ないと見込まれます。

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山仲 よしあき

山仲 よしあき

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