2026/2/11
皆さん、こんにちは。枚方市議会議員のかじや知宏です。
1月19日、大阪維新の会枚方市議会議員団で堺市役所を訪問し、AIオンデマンドバスと自動運転バスについて学んできました。
今回のブログでは、その中からAIオンデマンドバスに絞って、仕組みや特徴、そして枚方市へのヒントについてご報告します。

📝 今回の視察の目的は、大きく2つあります。
一つは、
人口減少や高齢化が進む中で、地域の交通課題をどう解消していくのか。
もう一つは、
デジタル技術を活用した「スマートシティ」の取組を、実際の事例から学ぶことです。
バス路線の維持が難しくなる地域、
高齢の方の外出機会の減少、
車を手放した後の移動手段の確保――。
これらは堺市だけの問題ではなく、
枚方市にとっても、すでに現実の課題です。
そうした中で、堺市が泉北ニュータウンを中心に進めている
AIオンデマンドバスをはじめとするスマートシティの実証事業は、
枚方市の将来を考えるうえで、大変参考になるものだと考え、今回の視察に臨みました。

AIオンデマンドバスは、
決まった時刻表や路線を持たず、利用者の予約に応じてAIが最適なルートを自動で組むバスです。
スマホや電話で予約
近くの停留所まで迎えに来る
乗り合いで効率よく運行
いわば、路線バスとタクシーの中間のような交通手段です。

堺市では、泉北ニュータウン地域を中心に、
AIオンデマンドバスの実証事業を
第1弾・第2弾・第3弾と、段階的に実施してきました。
✅ 運行エリアの拡大
✅ 停留所数の増設
✅ 利用状況やニーズの検証
といった形で、
小さく始めて、検証しながら広げていく進め方が取られています。
📝 なお、この実証事業は、
SENBOKUスマートシティコンソーシアムにおける
「モビリティWG(ワーキンググループ)」の活動の一環として実施されているものです。
コンソーシアムには、
民間事業者、大学、行政、地域が参画し、
分野横断で地域課題の解決を目指しています。
その中で、
バスの運行主体を担っているのが、
南海電気鉄道株式会社と南海バス株式会社です。
📌 行政だけで完結させるのではなく、
📌 民間のノウハウを活かしながら、
📌 公民連携で検証を進めている
この体制そのものが、
堺市のスマートシティの取組の特徴だと感じました。

📝 実証事業の中では、利用者アンケートも実施されています。
その結果、
移動が便利になった
外出しやすくなった
といった声が多く寄せられていました。
特に、
高齢の方の日常の移動を支える手段として、一定の効果が確認できた点は、
重要な成果だと感じました。
今回の視察では、AIオンデマンドバスだけでなく、
パーソナルモビリティのシェアリング実証事業など、
複数の移動手段を組み合わせた取組についても説明を受けました。
短い距離の移動を補うことで、
自宅からバス停まで
駅から目的地まで
といった**「最後のひと区間」**を支える役割を果たしています。
📌 バスだけに頼らない
📌 移動手段を組み合わせて考える
こうした発想が、堺市のスマートシティの特徴です。

📝 一方で、AIオンデマンドバスには課題もあります。
特に大きいのが、
採算性の問題です。
利用者数と運行コストのバランスが難しく、
堺市では現在、
新たな実証事業はいったん止まっている状況との説明を受けました。
ただし、これは後ろ向きな判断ではありません。
📌 過去3回の実証事業を重ねたことで、
利用時間帯
利用目的
運行効率
コスト構造
といった運行に関するデータが揃ったことから、
現在は、
実装化の可能性を検証する作業を前倒しで進めているとのことでした。
📌 枚方市でも、同じ課題はすでに始まっています。
バス路線の維持、
高齢の方の移動手段、
車に頼らない暮らし。
私は、
AIオンデマンドバスは、すぐに導入すべき万能策ではないと考えています。
一方で、
✅ 実証から始める
✅ データに基づいて判断する
✅ 採算性と市民ニーズの両立を考える
こうした堺市の姿勢は、
枚方市が学ぶべき点が多いと感じました。
技術を導入することが目的ではなく、
市民の暮らしをどう支えるのか。
この視点を大切に、議会でも議論を深めていきます。
📝 今回の堺市での視察は、
枚方市の交通政策やスマートシティを考えるうえで、多くのヒントを得る機会となりました。
成果だけでなく、
課題や悩みも含めて学ぶことが、
次の一歩につながります。
枚方市議会議員として、
他市の先進事例を丁寧に検証しながら、
枚方市に合った形での活用を考えていきます。
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