2025/1/25
枚方市議会市民福祉常任委員会の先進都市研修として「認知症神戸モデル」について学ぶため、1月24日、神戸市役所を訪問しました。
市民福祉常任委員会では、今年度、認知症支援と予防の取り組みについて、所管事務調査を行っており、昨年11月には東京都足立区のやすらぎ支援員派遣事業などを視察するなど、精力的に調査に取り組んでいます。
今回、お話をお伺いした「認知症神戸モデル」とは、認知症の方やそのご家族が安心・安全に暮らしていけるよう、認知症の早期受診を支援する「診断助成制度」と、認知症の方が外出時などで事故に遭われた場合に救済する「事故救済制度」を組み合わせて実施する、全国初の制度です。
財源は、費用負担を将来世代へと先送りすることなく市民に広く負担してもらうため、個人市民税均等割に上乗せ(1人あたり年間400円)した約3億円でまかなっているとのことです。
地域共生社会を実現するためには、枚方市でもこのような仕組みが必要であると考えることから、私もこれまで市議会で何度も取り上げ制度実施について提案してきました。
財源や関係機関との連携などの課題もありますが、認知症の方やそのご家族が安心・安全に暮らしていくためにも、同様の制度について枚方市でも実施されるよう引き続き働きかけていきます。
なお、市民福祉常任委員会では、1月28日に委員協議会を開催し、これまで調査してきた認知症支援と予防の取り組みについて協議を行う予定です。
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