2023/9/8
1951年4月19日、6年8ケ月の日本統治を終えたマッカーサー連合国軍最高司令官は米国議会で、代名詞として語り継がれる 『老兵は死なず ただ消え去るのみ』との退任演説を行った。
特筆すべきは、その後に語った日本統治の日々についてである。
『前後日本国民は、近代史に記録された中では、最も大きな改革を体験してきました。日本ほど穏やかで秩序ある勤勉な国を知りません。また、日本ほど将来、人類の進歩に貢献することが期待できる国もないでしょう』
さらに1946年4月5日、米・英・ソ・中の連合国対日理事会では、新憲法についても、次のように演説している。
『新憲法に掲げられた、戦争放棄の提案を全世界の人々が真剣に検討されるよう勧めたい。この考え方こそ世界の進むべきたった一つの道である』
今、日本が世界に対して果たすべき役割が、かいま見えた2つの演説である。(8月21日"NHKスペシャル"映像の世紀"から)
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