2025/2/28
改めて書きますが、高額療養費の上限引き上げは何としても止めないと大変なことになります
高額になる治療、つまり重い病気やケガの治療の自己負担が青天井にならないよう上限を決めているのが高額療養費
この制度があるから治療が続けられるという人もいる
代表的なのが抗がん剤治療が長く続くがん治療です
その自己負担を増やそうというのが今回の改正内容
石破総理が例に挙げたのが、「キムリア」という抗がん剤
点滴で1回3000万円以上かかると発言したうえで、「これは保険の財政から考えて、これ何とかしないと制度そのものが持ちません」なんだそう
薬の開発には巨額の開発費がかかるけど、多くの人が使っている高血圧の薬なら1回あたりの単価は安くできます
高額療養費の制度を利用しなくても治療はできる
でも、キムリアは25歳以下の白血病患者だけに使われる薬
対象者が少ないから、1回あたりが高額になるのです
多分、厚生労働省だか財務省だかの官僚が、「対象者が少ないから値上げしても騒ぎにはならないだろう」と考えたのでしょう
高額療養費の制度を使っている患者が値上げで医療費が払えなくなり治療をやめることが何を意味するのか、本当に分かっているのでしょうか
保険財政が苦しいのなら、薬局で買える湿布薬や風邪薬などよく使う薬を健康保険から外すとか、本当は健康保険が使えないはずなのに保険を不正請求している接骨院とか、手を付けるところは他にあるだろうにと思います
命を守らずして、何のための政治なのかと思います
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