2021/2/9
杉並区内の私立認可保育所「ゆらりん荻窪保育園」における委託費等の不適正な受給が発覚。
昨年1月、常勤保育士として区に届出をしていた保育士1名について、何と当該月4日間の勤務実績しかなく、常勤としての勤務実態がなかったとのこと。
このため、当該保育士に係る加算金等として支払われていた約90万円が不適正な受給であることが判明した由。
「運営するライフサポート株式会社に、速やかな返還を命じるとともに、再発防止策をまとめた報告書の区への提出を求めていく」
「同園においては翌月より別の保育士が配置され、その後は適正な園運営が行われていることを確認している」
つまり、昨年1月、職員配置の虚偽の届け出のもと、必要な保育士が不在のまま、この園に通う子供達は大変危険な状況にさらされていたということです。
杉並区自身も、監督不行届を猛省の上、再発防止策を大至急まとめよという話です。
今日から始まった杉並区議会 第1回定例会。
相も変わらず田中良杉並区長は施政方針演説の中で
「待機児童ゼロを3年連続で達成」
「保育施設への巡回指導・訪問等の充実強化により保育の質の維持・向上を図る」
などと誇らしげに語っていましたが、蓋を開けてみれば、実にお粗末なものです。
この会社は、すでに昨年12月、港区内で運営する認可保育園でも同様の不正受給が発覚。各種報道機関で報道されていたことから、今回の杉並区での発覚に至りました。
もし、港区で発覚していなければ、杉並区でもいまだ発覚していなかったことでしょう。
「保育の質の低下」どころでは済まない、恐ろしい事態です。
巡回指導で保育の質が維持向上できるなら、苦労はありません。
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