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鈴木 あやこ ブログ

【一般質問報告②】教育行政について〜図書館と学校ICT〜

2020/6/11

江東区議会議員の鈴木あやこです。

昨日から江東区議会 令和2年度第2回定例会が開会しました。

本日の一般質問に登壇し、2点の質問を行いました。

今回の質問については、コロナウイルス感染に関して、区民の皆様から頂いたご意見等をもとに、問題意識を持ち、解決したいと思ったものを中心に質問いたしました。


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前回のブログでは、質問の前半部分「⒈ウィズコロナ・アフターコロナの区政について」をご紹介しました。




今回は、「⒉教育行政について」の質問をご報告します。

区内の小中学校の保護者の皆様からいただいた声や、全国の地方議員、教育やICTの専門家の方々とオンラインで意見交換・勉強会などで学んだ内容なども質問に反映しています。

以下、質問の内容です。


☆☆☆


⒉教育行政について


⑴新しい生活様式の中での図書館運営


新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、区立図書館は3月2日から業務の縮小、休館を余儀なくされており、現在においても閲覧席の利用数削減など制限をかけた運営となっています。ウィズコロナの状況下であっても、図書館は区民の文化・知の拠点として良質なサービスを提供する責務があります。本区における新しい生活様式に沿った図書館運営に関する今後の考え方について伺います。

 また、おはなし会・映画会・お楽しみ会など、人が集まり、接触の多いイベントは現在休止中となっています。オンライン読書会やおすすめ書籍の紹介、区内在住の著者のメッセージなどの動画配信など、インターネットを活用した新しい取り組みを実施するなどの創意工夫も必要だと考えます。区の見解を伺います。


【答弁(教育委員会事務局次長)】


図書館は、年齢層を問わず、様々な方が利用する施設であり、再開後も新型コロナウイルス感染症への拡大防止の継続的な取り組みが必要です。

 今後、政府が示す新しい生活様式の状況下においても、各図書館の施設環境等を踏まえ、引き続き、感染対策を適切に講じることはもちろん、提供するサービスの範囲や方法、さらにはあり方も含め、社会基盤としての図書館の役割を継続的に果たせるよう、改めて検討していく考えであります。

 また、インターネットを活用した取り組みにつきましては、今回新たに、自宅で過ごす際に役立つコンテンツを集めたリンク集を図書館ホームページに掲載いたしましたが、ご提案のオンラインによるイベントの実施など、新たな取り組みにつきましても、その効果や実施方法について引き続き検討してまいります。



⑵図書館における電子書籍の導入について


①区立図書館の電子書籍導入について

 新型コロナウイルスにより、全国の公共図書館が臨時休館される中で、パソコンやスマートフォンで本が読める電子図書館の利用が急増しています。

全国77自治体の公立図書館に対して電子図書館サービスの提供を行っている図書館流通センターでは、今年4月の貸出実績が前年同月比で423%となったと発表しています。

電子書籍は、感染症や自然災害等の図書館の休館時に役に立つだけでなく、いつでもどこでも本が読めることで、区民向けの図書館サービスの質の向上にもつながります。本区でも導入してはいかがでしょうか。見解を伺います。

②また、学校図書館についても電子図書館サービスを導入することで、オンライン学習を補完し、学習支援にもつながると考えます。区の見解をあわせて伺います。


【答弁】

①電子書籍は、公共図書館向けの書籍数が少ないことや、利用者が限定されること、また電子図書館の整備費や維持費に多くの経費を要するなど課題が多く、これまで、導入自治体における利用実績等を注視しておりました。

 一方で、今回の休館や外出自粛を受け、電子図書館は、自宅から利用できるサービスとして注目され、利用も増えている状況と聞いており、今後、費用対効果の分析や、課題等を整理しながら研究してまいります。

②学校図書館への電子図書館サービスの導入については、今後、学校ICT環境の整備と、家庭におけるオンライン学習の充実を計画していく中での検討課題と考えております。


ICTを活用した学校教育について

 新型コロナウイルスの影響で3月から5月まで区立の学校は2ヶ月間休校となり、子どもたちは授業を受けられない状況が続き、学校からの宿題配布やeライブラリの利用など、家庭学習に委ねられ、子供の学習意欲の低下や子供の学習サポートにかかる保護者の負担が大きいなどの様々な声を伺いました。タブレット活用などICTの活用を求める声も多く、本区では5月25日の臨時会で承認された補正予算でICT教育の環境整備のため、インターネット環境のない家庭へのタブレット端末とルーターの貸与、オンライン学習用のアプリ(スタディサプリ)を導入することとなりました。

6月からは学校再開となりましたが、分散登校等で引き続き懸念される学習の遅れを補うためのツールとしての活用が期待されています。

タブレット端末の導入については、学校再開後の学習支援のみの活用に終わらず、オンライン授業での活用や、朝の会の実施など児童生徒と教師の双方向のコミュニケーションの実施に活かしてほしいと考えており、保護者からも多く要望が届いています。

①テレビ会議を使った朝の会の実施や、You Tubeなどによる授業動画の配信については実施している学校、していない学校の違いが出ていると把握しています。分散登校時の学校教育のサポートとしては全校で導入すべきであると考えます。また、教員に対する指導や研修などにも力を入れ、質の向上にも努める必要があると考えますが区の見解を伺います。

②今回のコロナウイルスによる休校期間、学校に子どもたちが来られない状況下に教育委員会が感じた課題と、その対応について伺います。


【答弁】

①テレビ会議のアプリの活用や動画配信の取り組みの学校による違いについてですが、臨時休業中の学習課題は、教科書やドリル等が中心で、ICTを用いた学習は、環境が整っていないこともあり、補足的に扱っていたため、各校により活用方法の違いが生じたものと認識しております。

 6月からは、ICT環境が整備されておりますので、新しく導入したオンライン学習ソフト等を全校で確実に活用していくとともに、テレビ会議による朝の会等についても、特に分散登校中においては積極的に進めてまいります。

なお、教員については、オンライン学習ソフトの研修会をテレビ会議で講師と各学校をつないで行うなど、指導力の向上に努めております。


②臨時休業中の課題と対応についてですが、オンライン学習の推進に向けた家庭の環境整備が課題でありましたが、学校のタブレット貸し出しによって、オンラインソフトを活用した学習が実施できる環境が整いました。今後はICTを効果的に活用しながら、学校教育と家庭教育の一体化を図り、子供たちの学びを支えてまいりたいと考えでおります。


⑷今後のGIGAスクール構想の展開について

 政府は、ICT教育をすすめるため、児童生徒11台の学習用端末と高速通信ネットワークの整備を行うGIGAスクール構想を2023年までにすすめることとしていましたが、コロナウイルスの緊急対策とし、2020年度中に11台を実現するため、今年度の補正予算で端末の整備のために係る予算を計上しました。

①新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本区も速やかにGIGAスクール構想の検討を行っていくものと考えますが、運用面と費用面でどのような課題が想定されるか、伺います。

②早期に1人1台を実現するためには、BYOD(ブリングユアオウンデバイス、個人端末の持ち込み)を併用することも視野にいれるべきだと考えますが区の見解を伺います。


【答弁】

GIGAスクール構想については、現下のオンライン学習の重要性も踏まえ検討を進めておりますが、想定される課題として、運用面においては、ソフトの選定のほか、学校・家庭双方の接続環境をどのようにするか、また費用面では、国の補助金の対象外である構築・保守費や通信費等端末以外にかかる経費が区の負担となるため、後年度負担も考慮した制度設計が不可欠であると考えております。


②学校のセキュリティ確保等の観点から、端末については個人所有のものではなく、区が整備を行うべきと考えておりますが、家庭での通信については、現在の緊急対応時における実態も踏まえながら、各家庭の接続環境も併用する方法も視野に入れて検討していく考えであります。


⑸いじめや不登校への対策について


区立学校の休校措置も5月末で終了し、6月からは分散登校という形で学校が再開されています。長期に渡る休校の影響で不登校の増加や、いじめの増加も懸念されており、子どもたちの心のケアがこれまでよりも一層重要となります。また、コロナウイルスの感染を理由としたいじめや差別、ICT活用機会の増加による陰湿なネットいじめなど、いじめの多様化や対応の困難さも想定されます。

①本区においては、「江東区いじめ防止基本方針」に基づき、いじめ未然防止や早期発見、早期解決に取り組んでいるが、コロナウイルスをきっかけとしたいじめ対策についての課題と対応策について伺います。

②また、長期の休校期間が続いたことにより、不登校児童の増加も懸念されますが、区でどのように対策に取り組んでいくのか、見解を伺います。


【答弁】

①新型コロナウイルスをきっかけとするいじめの防止について

新型コロナウイルスをきっかけとするいじめの防止については、感染者や濃厚接触者等に対する偏見や差別の防止に向けた校長の講話を実施しており、今後も継続的な指導を行なってまいります。

②不登校の対応について

不登校の対応としては、欠席状況の共有と、早期対応を組織的に行うとともに、子供たちへのアンケート調査の実施や教員によるチェック、スクールカウンセラーによる面接等、個別の対応の充実を図るなど、一層の心のケアに努めてまいります。


☆☆☆☆
本ブログには、質問と答弁のメモを掲載しています。

詳細は2ヶ月後を目処にアップされる江東区議会の公式議事録をご覧ください。


インターネット中継については、1週間後を目処に掲載になります。

ご覧いただけると幸いです。

今回の一般質問のご報告については、6月17日の19時からオンラインであやこcafe(鈴木あやこ区政報告座談会)開催予定です。
ご関心のある方は、ぜひ、お申し込みの上、ご参加いただけると嬉しいです。


次のブログでは、教育行政についてご報告いたします。



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著者

鈴木 あやこ

鈴木 あやこ

選挙 江東区議会議員選挙 (2019/04/14) [当選] 5,543.492 票
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肩書・その他 江東区議会 民政クラブ政調会長/マニフェスト大賞副実行委員長
党派・会派 立憲民主党

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