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第二回定例会 代表質問           犬伏 秀一令和大田区議団の犬伏秀一です。

2019/6/19

第二回定例会 代表質問           犬伏 秀一

令和大田区議団の犬伏秀一です。会派を代表して質問を行います。

大田区議会において国政政党の会派ではない5名プラス1名の議員は、それぞれ区政に対する想いや、政治的スタンス、さらには区議になった経緯などが異なる、よそ様から見れば「ごった煮」と写るかもしれません。しかしながら、全員がお互いの意見を尊重しつつ、会派の総意で賛否を決めるというスタンスは、大田区議会の中に新しい風を吹き込むものと思っておりますので、議員、理事者の皆様には温かい気持ちで見守っていただきたいとお願い申し上げます。

さて、昨日はショッキングな映像が流れてまいりました。我が国の生命線であるホルムズ海峡において、日本の企業が運航するタンカーが二度にわたり攻撃を受け炎上したのです。ニューヨークの原油市場は高騰し我が国経済への影響が懸念されます。そして、私たちはいかに平和ボケした国に暮らしているかを身をもって学んだのではないでしょうか。世界情勢の中では平和をいくら叫んでみても、憲法9条だと騒いだところで意味がないことを知らなければならない、と一言申し上げ質問にうつります。

東京駅から京浜東北線くだりに乗ってみますと、品川駅周辺が激変し以前は閑散としていた港南口は人で溢れています。さらに下ると、大井町の街並みも整備され賑わいがあります。ところが、大森、蒲田と参りますとと、いささか駅前が残念です。

リクルートによる「住みたい街ランキング」によれば、品川は6位、川崎が26位、大井町は54位、そして蒲田はなんと97位と低迷しています。では、住みにくいかといえば、とても便利で人々はフレンドリーですし、治安も特段悪くない、とても良い街だと思いますが、イメージが先行してしまっているのでしょう。

人は、第一印象が第一といわれていますが、これは心理学で言うところの初頭効果と呼ばれ、第一印象によりその後の評価や好感度を大きく左右するというものです。
人だけではなく、街も第一印象、例えば蒲田駅を降り立った最初の印象で、人々は大田区を評価してしまうのではないでしょうか。それが、蒲田駅97位の数字に表れていると思われます。

残念ながら、大田区は長い間お役人出身の区長が君臨されていました。お役人主導の街づくりの特徴として、可もなくなく不可もない街づくり、言い方を変えれば「面白くない」街づくりがあげられます。蒲田の大きな転機は、区の公園と民間工場用地のコラボで出来たニッセイアロマスクエアとアプリコでしたが、中途半端でオフィスビルとしては立派ですが、大田区のランドマークとしては実につまらないものを作ってしまいました。周辺の公開空地もまったく利用されず、管理会社にかけあっても「消防の許可が…」など、お役人と同様の出来ない理由の説明に終始します。

さらに、蒲田保健所跡地も起爆剤になりえました。「蒲田にない賑わいを創出する」と議会には説明されましたが、なんのことはない、スーパーとアスレチッククラブという、どこにでもありそうなものを区民の財産の上に建てさせてしまいました。

12年前に民間出身を標榜され当選された松原忠義区長におかれましては、お役人出身の区長では考えられないような街づくりを期待しておりましたが、いまのところ特段大きな進捗は見られないようであります。

特に、蒲田駅東口の旧中華料理店の跡地がパチンコ店になったのは極めて残念でありました。さらには、区本庁舎前の大切な区有地を調理学校に売却したことも「何を考えているのだろう」と首をかしげてしまいました。今後、蒲田駅前周辺のまちづくりを大きく動かすために、蒲田駅周辺のまちづくりの種地を区で取得すべきと考えますが、区長のお考えはいかがでしょうか。

さて、先般大田区で取得した三菱東京UFJ銀行の跡地(旧三和ビル)を購入し駅前ロータリーを改修することは大田区を象徴する駅前としては評価できますが、その規模はいささか小さいと感じています。

環八からJR蒲田駅までの区間、駅ビル、区役所、周辺の雑居ビル、JR所有地、労働金庫、消費者センター、マルエツさらには蒲田清掃事務所まで取り込む大規模な駅前再開発、または区画整理事業を行うべきと考えます。区道の付け替えなど長期的な展望にたった街づくりを始めるべき時だと思われます。100年後の大田区民から感謝される街、蒲田と作ろうではありませんか。区長の展望はいかがでしょうか。

さらに、東口旧映画街は小規模な飲食店が多く猥雑と思われる店もあるのが実態です。周辺の大規模な建物の所有者もあり、再開発には極めて現実的な場所とであると考えます。蒲田駅周辺には小規模な宴会の出来るホテルはありますが、国際都市大田区に相応しいバンケットを備えたホテルを中心とした再開発を大田区が主導して行うべき地域だと考えます。
今週の月曜日には、蒲田法人会総会が港区にある高級ホテルで区長も参加されて行われました。大田区の各種団体の会合が港区まで行かなければ開催出来ないのは残念であります。
この地区の再開発にかける区長のお考えをお聞かせください。

さて、新空港線について私は選挙戦を通じて反対を訴えてまいりました。ただし、単なる新線開通に囚われるのではなく、いま申し上げたような蒲田のまちづくりとセットとしてすすめるのであれば再考する余地はあるのであります。新空港線だけが整備され、蒲田の街が現状のままでは京急蒲田駅の二の舞になってしまいます。新空港線の利用客が蒲田駅に降りたくなるような街づくりとセットである必要があります。

また、整備にかかる費用についても、都市鉄道等利便増進法による補助金の地方負担分について、東京都に対して応分の負担を求めるべきであります。さらに、区の整備資金積立基金は第三セクターへの出資金に充てることとなっておりますが、大田区負担分の適切な財政措置が国、都からなされたうえで、結果として大田区の負担が少なく、蒲田のまちづくりに寄与する仕組みを考えるべきだが区長のお考えをうかがいます。

いずれにしましても、所管すべきまちづくり推進部の取り組みが極めて重要になると思われます。国や都のお役人と互角に戦える職員の配置を強く要望しておきます。

次に区政改革の重要課題である入札改革について、しつこくうかがいます。

私が議員になって以来、大田区の工事案件のほとんどが所謂談合である、と訴え続けてきたのはご存知のとおりであります。

何年か前に、大田区のある大型工事案件に知り合いのゼネコン幹部に参加したらどうか、と打診したことがありました。しばらくすると、この幹部から連絡がありました。曰く「大田区の業者さんたちは、真面目に競争する気がないので、当社は参加しません」と。

3社で共同企業体を組むのですが、冠企業は大手ゼネコンですが2番手、3番手は区内業者でした。すると、2番手、3番手で談合話し合いがされて冠のゼネコンは、2番手以下の予定落札業者(チャンピオンという)と組まない限り落札できないというのです。そして、予定通りの業者共同企業体が落札されました。

区職員も業界も皆談合があることは知っているのでは、と思われますが、表向きには「適切な競争の結果」としかいいようがありません。私は、以前、談合情報があるとすぐさま警視庁捜査2課と公正取引委員会に通報し、経理管財課にも情報を送っていましたが、結局「談合はしていません」との宣約書を書いて終わりでした。では、大田区の工事関係入札の特徴をお示ししましょう。

建築工事 大田区予定価格の97%以上99.98% 
機械設備 95%前後
電気 談合がある場合 97%前後 談合破りの場合 85%~92%程度
その他大手、区外業者が入る入札 80%以下

独立行政法人経済産業研究所フェロー金本良嗣氏は、「競争が行われていれば予定価格の95%以上という入札価格はほとんど考えられない」と断じています。とすれば、私が指摘し続けるまでもなく、大田区の工事入札の多くが談合だ、といえないでしょうか。

金本氏は、談合体質が産業の進捗を阻害し、長期的には大きな害悪をもたらすことは、社会主義経済が短期的にはうまくいくように見えても、結局のところ長期的にはうまくいかなかったのと似ている、とまで述べています。

入札改革先進自治体は、首長が強い決意をもって実施した結果、落札率が大幅に下がっていると報告されていますし、公正取引委員会や国土交通省も談合防止マニュアルを作成しています。

そこでうかがいます。区長の陣頭指揮により入札改革をすべきだと思うがいかがか。

特に国土交通省が入札談合防止対策としてあげている
一般競争入札方式の拡大
総合評価方式の拡大
工事費内訳書の提出と点検、ヒヤリング実施
1位不動の状況の監視
などが有効だと思うが、なぜいまだに実施できないのか、今後の入札改革の予定などお知らせください。

次に大きな社会問題になっているひきこもり対策についてうかがいます。

内閣府の調査によれば、15歳から39歳までのひきこもりは69万6千人、40歳以上が61万3千人と増えつつあります。我が国人口の1%が引きこもりであるとすれば大田区でも7000人以上がひきこもっていることになります。それが、ただご自宅に引きこもっているだけなら、家族は大変でしょうが、社会に対する影響は特にありません。

ところが、先般の元農林事務次官による長男刺殺事件では原因となった被害者がひきこもり、新幹線車内刺殺事件や川崎殺傷事件でも犯人がひきこもり等、ひきこもりの結果が凶悪な事件に繋がるケースが相次いでいる事は看過できません。
いずれのケースでも幼少期からひきこもりの傾向があったと推測されています。

したがって、成人以降の引きこもりを防止するためには、就学期におけるひきこもり防止策が重要であると考えますが、大田区における公立学校児童生徒に対するひきこもり対策はどうなっているのかお知らせください。

厚生労働省は「社会的孤立に対する施策」としてひきこもり地域支援センターを都道府県、政令市に設置しているが、東京都内では1ケ所のみと情けないものであります。大田区においては、成人のひきこもり対策はどのように行っているのでしょうか。

社会が複雑になり、鬱病や精神障害などを発症する若者が増えています。犯罪抑止、就労者不足への対応などの観点からも区役所の関係部局が連携したひきこもり対策を実施すべきと考えるいかがかでしょうか。

最後に、大田区の子供達のために、教科書採択についておうかがいいたします。

平成23年には、大田区は育鵬社の歴史、公民教科書を採択いたしました。ところが、まさか大田区で採択されるとは思っていなかった日教組、9条の会、共産党、社民党、中核派など所謂左翼の大抗議運動が始ったのです。それは壮絶なものでした。

その結果、平成27年度の採択では間逆の東京書籍の教科書が採択されてしまいました。大田区が引き続き育鵬社の教科書を採択するものと期待していた政府高官は、私に驚いた、と残念そうでありました。一応、文部科学省の検定を受けた教科書ではありますが、いったいどこの国の教科書なんだ!と怒鳴りたい内容であります。

前回、育鵬社の教科書に賛成票を投じた教育委員のほぼすべてが東京書籍を推すという異常さでありました。唯一、アリバイ工作のように教育長だけが育鵬社を推挙したのはアリアリで笑わせていただきました。

今回の採択では、また妨害活動、教育委員への脅しなどが行われると思われますが、公正なそして、真に大田区の子供達に相応しい採択が行われるよう教育委員会委員各位の良識を求めるが、どう考えられますでしょうか。

以上、短い時間のなかで区政の重要課題をピックアップしておうかがいいたしました。

区長選挙に際して多くの区民の方々が松原区長の四選を是とされたことは、二元代表制の地方議員として重く受け止め、この4年間是々非々ながら共に大田区民の幸福追求のため
活動してまいりたいと会派一同決意しておりますので、よろしくお願いいたします。

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