2023/5/11
【どいつもこいつも、遅いんだよ❗️報告が】
区議会議員選挙が終わり、それぞれに「クセのある」、間違え「強い個性溢れる」新議員50名が揃いました。
まず、区民の為、街の為頑張ろうと立候補した新人に立ちはだかるのは「報告機関」としか思えない大田区議会の立ち位置です。
昨日も、いつもながら「遅い」報告を二件、お役人から受けて怒っております。
一件目
大田区が羽田空港跡地5.9ヘクタールを165億円で国から購入し、鹿島、大和ハウス工業を中心とした羽田みらい開発株式会社(実態のないペーパー)に50年間貸し付けて、大田区の産業活性化に資する施設を運営させる、との計画です。
ただ、開けてみれば、ゼネコンである鹿島が大規模建設を競争なく受注し、大和ハウス工業が賃貸管理で家賃収入を上げる事業スキームに巨額の税金を投入しただけ、としか思えない施設になってしまったのです。
羽田みらい開発の形式上の本社は鹿島本社内にあり、責任者の鹿島の部長は強気で、地主たる大田区は、施設内に看板一つ出す権限すら持っていないのです。
さて、その鹿島の最後の事業が、藤田医療大学の健診医療施設と、JRグループのホテル建設です。
一昨日、大田区の担当課長が慌てて電話をして来ました。
曰く、
JRが明日、ホテル開業日を発表し、5月12日から予約を受ける、と連絡があった
そうです。
施設運営上、開業日の公表は重要な事項でありながら、地主たる大田区には発表前日に通知かよ!
相変わらず、舐められてますな。
事業主体たる、羽田みらい開発(鹿島)と日常のコミュニケーションが取られていない、または、反故にされている証左です。しっかりしろよ、大田区!
二件目
昨日、会派移動のバタバタで、まだ控え室のない流浪の民の私を、担当課長が見つけて報告がありました。
それは、新空港線を起爆剤とした蒲田の街づくりの方向性を検討支援する業者公募を「昨日からする」との報告です。
なんで、公募を開始する日に報告なのさ!との私の嫌味に課長は「選挙でお忙しいと思い」だそうです。
選挙は2週間前に終わりましたがね‥‥
二元代表制の地方自治の仕組みは
1.公選で選ばれた首長(区長)が政策立案をし
2.執行機関たる区職員が具体的計画を議会に提示
3.議決機関たる議会で可決決定する
とのステップを踏むのがセオリーです。
が、過去20年以上、大田区職員(課長級以上)の生態を観察していると、3の可決決定すべき議会は「報告先」と化し、決定は全てお役人が行っているとしか思えないことが度々あるのです。
17名の新人議員さん達が幻滅しないよう、首長、執行機関、議決機関、それぞれの役を超えない、あるべき地方自治体の姿を大田区で示そうではありませんか!
頼みますよ!新区長さん
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