2023/3/14
【袴田事件再審決定に、敢えて話そう、あの事を】
1966年8月に強盗殺人罪により逮捕された袴田巌さん、平成26年の地裁再審決定で釈放されるまで48年間獄中にありました。
そして、昨日の高裁の再審決定では捜査機関(警察、検察か?)による証拠捏造まで言及したのです。
私は、死刑肯定論者です。更生復帰の道を選択し得ない凶悪犯に対しては、犯罪抑止を含め死刑は存続すべきだと思います。
まさか、捜査当局自ら、重大な証拠である血痕付き着衣を捏造するとは信じ難い暴挙であります。が、検察とは、残念ながら「そのような危険を含有している組織である」とも言えます。
だいぶ前に、私はある贈収賄事件を見つけ捜査当局に通報したのです。いよいよ関係者逮捕か、との時期「検察から、もういいでしょう」とストップがかかったのです。理由はマル秘です。
元航空幕僚長田母神俊雄氏の公職選挙法違反事件では、私も参考人として東京地検特捜部に「ご招待」をいただきました。
若い検察官は「元航空幕僚長を一地検の判断では逮捕出来ない」と、大きな力が働いている事を仄めかせる発言を致しました。
また、私の調書案分は検察側の想像と期待する落としどころで作文されており、再三訂正、修正させて署名いたしました。気の弱い人なら、仕方なく署名するであろう強引さでした。
我が師である、西村眞悟元衆議院議員を在任中に逮捕勾留した弁護士法違反事件も「ある力」が働いていた、と確信いたします。
二つの事件の態様は異なりますが、推定無罪の有名人を長期間逮捕勾留する理由は同じです。
田母神元幕僚長には、検察官が拘置所に出向き「自白すれば釈放する」と語ったそうですが、幕僚長は「やっていないものは自白も何もない」と拒否されました。
検察は正義なのか?検察も国家の一行政組織である以上、その答えに「正義である」と確答する自信が私にはありません。
検察は、検察の理念「無実の者は罰しない」に立ち返っていただき、現場警察官の真摯な捜査を妨害指揮するような事のないよう願ってやみません。
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