2023/1/13
私は15歳から航空自衛官で、また57歳まで予備航空自衛官でしたから、やはり、自衛隊にはシンパシー、いや、もっと強い「故郷、育て親」のような気持ちを持っています。(長男は現職の陸上自衛官)
そんな私から見ても、最近の海上自衛隊はどうしたのだろう、と思う事故が多発しています。
まずは、海上自衛隊幹部学校(目黒)におけるパワハラ事件です。
(以下NHKニュースより)
『海上自衛隊幹部学校に勤務する50代の1等海佐は、2019年9月から去年2月にかけて、当時勤務していた部隊で十数人の部下に対し、長時間の勤務を強いたり「ばか」や「無能」などと発言したりするなど、パワーハラスメントを繰り返していたということです。
また、当時、上司だった50代の海将補も、内部通報があったにもかかわらず、十分な調査を行わず「ハラスメントの事実は認められない」などとする報告をまとめたということで、職務上の注意義務違反に当たるとして、1階級下の1等海佐に降格させる処分にしました。』
海上自衛隊の最高幹部教育機関である幹部学校で起きたパワハラにより、副校長が降格により定年になり退職!あり得ない事件でした。
(以下NHK)
『防衛省は、高度な情報保全が求められる「特定秘密」が含まれる情報をOBに漏らしたとして、海上自衛隊の1等海佐を26日付けで懲戒免職の処分にし、特定秘密保護法違反などの疑いで書類送検しました。「特定秘密」を漏らしたとして処分者が出たのは初めてです。』
このOBは海自ナンバー2の自衛艦隊司令官昇り詰めた海将でした。哀れかな、1等海佐は懲戒免職となり、退職金約3000万円、若年退職給付金約1000万円合計4000万円がパーになりました。
彼も、海上自衛隊幹部学校勤務でした。
昨年9月19日には、台風14号の影響で大分・佐伯市の海上自衛隊の基地にある約80メートルの桟橋が、係留していた2隻の船とともに流されました。
一時行方不明になり、2時間後に4キロ離れた工場の岸壁に漂着していたそうです。
そして、先週10日には瀬戸内海で護衛艦が浅瀬で海底の障害物にあたり、自力航行が不能になった画像が毎日全国に流されています。
無論、海上自衛官43,000人の大多数は、日々、国家国民の為、訓練に、任務に精錬しているはずです。
が、残念ながら、事件が海自に集中しているのも事実です。
「伝統墨守・唯我独尊(または頑迷固陋)」と揶揄される海上自衛隊気質ですが、大日本帝国海軍から継承された良き伝統と自衛艦旗に恥じぬよう、事件、事故再発防止に努めていただきたいものです。
頑張って❗️海上自衛隊、JMSDF
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