2025/2/4
日本がとるべきAプランまたは、Bプラン。
対トランプ
『トランプの発言をジョークと笑って済ますのは場違いである。われわれが目にしているのは、コメディではなく、悲劇である。
トランプ支持者は、トランプのレトリックを過去・現在の侵略者と比較することを好まず、…トランプ自身、カナダ、グリーンランド、パナマについての主張を国家安全保障の観点から正当化している。
…トランプがやっていることは、ロシアと中国へのプレゼントに他ならない。米国がグリーンランドやパナマ運河を手に入れることが戦略的な必要性であると主張するのであれば、ロシアにとってウクライナを支配することが戦略的な必要性であるとプーチンが主張することはなぜいけないことになるのだろうか。米国にとって国境を広げることが「明白な天命」であるのであれば、中国にとって台湾を支配することが明白な天命であると習近平の主張に反対できるのだろうか。
(トランプの外交・手法は)不動産取引、企業のM&Aである。
日本としては、どうするか。日本にとっては、国際社会が《力》に依拠した世界となってしまうのは苦しい事態である。
日本自身も弱い国ではないが、強大な《力》を持つ複数の国家、軍事力の強化に血道を上げている分裂国家が周囲に位置している。だからこそ、日本は、「ルールに基づく国際秩序」を重視してきた。
ただ、トランプが《力》の信奉者であると言っても、《ルール》の全てが崩れ去るわけではない。米国も「持てる国」の側であり、《ルール》が崩壊することで失うものも大きい。米国にとって、《ルール》が維持される方が都合の良い分野も少なからずある。
従って、米国にとっての《ルール》の必要性を説きつつ、《ルール》ができる限り崩壊しないように支えていく。それがプランAであろう。
一方、それではすまない場合のプランBも考えておく必要があろう。それは、日本も従来の在り方を超えて《力》を高めるということにならざるを得ないだろう。 』
これはWedgeOnlineのフィナンシャルタイムズ記事概要です。
日本の採るべき道のプランに賛同しているものでは決してありません。しかし、これまでどおり米国の忠犬ハチ公を続けるのであれば、日本も破滅のみちに踏み込むことに。いまこそ毅然としてにほんディールを打ち込むことです。それが現政権にできそうもないことが、本当に心配です。
※写真と本文は一致しません。
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