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提言2:公共交通利用弱者解消のためのサービス強化 #西予市

2024/4/20

 ふる里(西予市)にずっと住み続けられるために【30年後"も"見据えたまちづくり】 

提言2:公共交通利用弱者解消のためのサービス強化

西予市の公共交通については令和4年3月に【西予市地域公共交通計画】で報告されています。

この問題は自家用車で移動をされている方にはほとんど関係ない問題でありますが、免許返納移動手段をお持ちでない方、特に高齢者の方にとってはとてもとても深刻な問題です。

西予市では現在、鉄道(JR)、民営路線バス(宇和島バス)、廃止代替バス、デマンド乗合タクシー、市営バス(生活交通バス)が運行されており、その他には民間事業者によるタクシー、スクールバス、温泉施設巡回バスが運行されています。

廃止代替バスは野村地域における過去の路線バス廃止に対応するために業者さんに運行委託されています。    
デマンド乗合タクシーは、利用前に予約を行って利用することができるタクシーのことです。    
生活交通バスは公共交通の空白地域等における市民生活を守る交通手段の位置づけで西予市が運行しています。

これらの公共交通網を持続するために予算を計上をして運行を行われていますが、令和2年度の実績は年間約1億6000万円に上っているようで、目標値の1億円を大幅に上回っている状態です。    
上回っている状態ということは、予算を増やす事は難しいのだと思います。

   
 

「西予市地域公共交通計画」内にはアンケートの結果も掲載されており、公共交通に対する不満に「乗りたい時刻に運行されていない」「バスの便数が少ない」ということが最も多く、その次に「運賃が高い」という結果がでています。

アンケート内の改善案の問に対しては「自宅前で乗り降りできるタクシーの採用」ということが最も多い割合で、次いで「路線の改善」「高齢者の移動に特化した運行時間」という回答となっていました。

私が実際に聞いた話とアンケートの結果は同じで、バスの便数の少なさ、運行時刻に対してのご意見を聞く機会がありました。

「買い物や病院に行くにしても行き帰りで1便しかないから用事をすました後の待つ時間がもったいない。」「ちょっとしたことで出かけたい時でも運行時間に合わせないといけない。」といったお話を頂き、文章にするとたった2行のことですが、お話を聞いたときは時間を有し、それだけ切実なことでした。

私自身は自家用車で移動をしており、何より宇和町内に住んでいるため買い物や移動などに不便さを感じていませんでした。    
ある方に「西予市を車で走ってみてみ。」と言って頂き2~3日かけ西予市内を車で走ってみました。    
車で走ってみたといいましても、道がわからないこともあり主要な道路が中心でした。    
でも、言って頂き、走ってみて感じたことはただ1つで、【自分は恵まれた環境にいる】ということでした。

   
 

お話を聞いて私なりに調べ、勉強をしましたところ解決策になるのではないかと思ったのが【ライドシェア】です。    
国でも議論が始まっていますが現在の日本ではライドシェアは道路運送法で原則禁止されており、「白タク」扱いとなり違法です。

ライドシェアのメリット利便性が高いことや、スマートフォンアプリを使って配車するため運転手、利用者の利用評価が確認できる仕組みとなっているので安心して利用ができることにあります。デメリットとしては利用料金が割高になるという事です。利用料金の問題が解決できればとてもいいサービスだと思っています。

   
 

他にも解決策がないかといろいろ調べてみました。

そうしたところ【自家用有償旅客運送制度】というものを見つけ、”これだ”と思ったのもつかの間、すでに西予市ではこの制度を利用して生活交通バスが運行されていました。

ガッカリしたところでしたが、さらに調べを進めていると令和2年にこの制度が改正され、長い制度名ですが【交通事業者協力型自家用有償旅客運送制度】という新しい制度が創設されていました。

この制度はバス、タクシー業者が運行管理、車両整備管理を協力することで、自家用車を使って住民が運転手となり、タクシーのように有償でサービスを行える制度です。

この制度を使った場合の利用者の一番のメリット【タクシーのように利用ができ、料金も抑えれる】ということにあると思います。

前記でのアンケート、お話からこの制度を利用することにより【家の前まで来てくれて、時間も有効に使え、運賃もちょうどいい】ということになればとサービスの満足度も高くなってくると思います。

しかしながら、制度を利用したからすべて解決とはいかないとも思っています。    
何よりこの制度を利用した際には専門の講習を受けたり、運賃形態ドライバー確保運行システムの運用などといった問題も山積していることも確かです。

例えば運賃形態については年会費制にして、会員運賃で利用することができ、会費額により月に数回までは無料で利用できるといった特典をつけ、会員でない方も少し割高にはなりますが運賃を設定して利用をして頂くようにする案も考えられます。

   
 

上記の制度より西予市にあった他の制度が見つかるかもしれません。    
公共交通の解決についてはどれが正解ということが難しく、状況にあわせて考えていく必要があると思います。

急に話が飛んでしまいますが、2023年にJR四国の決算がニュースで流れてきたときは愕然としました。    
今後民間企業では採算が取れない場合、路線の削除なども検討に入ってくると思います。    
これらを含め公共交通の問題については深刻な問題として認識をしておく必要があると思います。

正直私自身、公共交通についてはまだまだ勉強不足です。この文章をまとめてみましたが、甘い考えなのかもしれないとも思っています。なにより甘すぎると思われてもしかたありません。そんな中でも「少しでも便利になった。」と言って頂けるお声を増やしていくことが大事なことだと思いますので、”公共交通利用弱者解消のためのサービス強化”の提言を行っていきたいと思います。

    
 

長文をお読み頂きまして誠にありがとうございます。 
お時間がございましたら各提言もお読み頂けましたら幸いです。 
どうぞよろしくお願い申し上げます。


下記資料をもとに文章を作成させて頂きました。

※西予市地域公共交通計画  
https://www.city.seiyo.ehime.jp/kakuka/seisaku_kikaku/machi/trafic/10463.html


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活動情報は日付順に表示をされるため、各提言も当初は作成した日に設定をさせて頂いておりましたが、少しでも私の考え方、想いを知って頂きたいと思いまして、各提言につきましては、日付を最近のものに設定をさせて頂いております。ご了承の程よろしくお願い申し上げます。

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