私の政策の一つの柱は芸術家支援です。私のお知り合いには、ピアニスト、バレリーナ、能楽師、音楽家、絵描き、金継ぎの先生、Youtuber、落語家、浮世絵ビジネスをやっていらっしゃる方といろいろな方がいらっしゃいます。

最近はコロナ禍が話題になることはずいぶん少なくなりましたが、私も飲食店を経営していてとても大変でした。でも我々の業界はいろいろなご支援をいただくことができましたが、落語家や神楽、バレエ、ジャズシンガーなど人が間近に見る芸術をやっておられる方はもっと大変そうでした。

あの時には「不要不急」という言葉がすごく有名になってしまいました。ただ、あの時「不要」と言われた人たちの気持ちはどんなものだったでしょうか。人間は経済だけでは生きていくことはできません。素敵な音楽を聴いたり、映画を見たり、仲間と文化を語らいあってワインを飲んだり。

これから日本の芸術家、クリエイターの方々を支えるためにはなにが必要かをもっと真剣に考えていく必要があります。元外国人の目からすると、日本の魅力は自然と文化です。

これをしっかりと支援していく仕組みをもっと作っていくことが豊かな世田谷を作るのではないでしょうか。