足立区議会議員　加地まさなおです。
2024年7月3日より新紙幣（日本銀行券）が発行されてそろそろ1ヵ月になります。
新紙幣については、様々な意見があるようですが、私の第一印象は「玩具のお金のようだな。」でした。

今までの日本紙幣は本当に芸術作品と言っても過言でないくらい、我が国日本を象徴する格式の高い印象でしたが、今回の新紙幣を肯定的に捉えている方は少ないようです。
では何に違和感があるのか。
まず、千円と1000の位置が入れ替わっただけでこうも印象が違うことに驚きを隠せません。また1000の字体が”日本的でない”とのご意見もよく耳にします。
違和感を感じる要因の一つに、描かれた人物があるのではないでしょうか。

今までの紙幣、千円札に描かれた人物は「野口英世」です。
そして、7月に改刷された1000円札に描かれた人物は「北里柴三郎」です。

今回は小中学生でも持っているであろう1000円札についてお話しさせていただきます。

野口英世　とは
伝染病などの原因となる細菌を研究した細菌学者です。
1900年にアメリカに渡り、最近研究を続け、 梅毒の研究の第一人者として梅毒スピロヘータという病原体の存在を証明しました。
また、黄熱病に効くと思われるワクチンを開発しました。

北里柴三郎　とは
破傷風菌の純粋培養（破傷風菌だけを取り出し培養する）や血清療法の確立、ジフテリアと破傷風の抗血清開発など、細菌学の分野で多大な功績を上げ、国内外での伝染病予防と治療に貢献しました。
医の基本は予防にあるという信念のもと、現在の予防医学（ワクチン）、細菌学の父と呼ばれています。

出典：国立印刷局|新しい日本銀行券特設サイト|新しい千円札について

新紙幣の北里柴三郎博士はドイツ留学の折、ローベルト・コッホの下で研鑽を積み、また、ルイ・パスツールよりワクチンについて学んだという事ですが、このパスツール博士は「細菌理論」を提唱した方で、中学校の教科書にも必ず載っている方です。
パスツール博士と対比されるのが、アントワーヌ・ベシャンであり、ベシャン博士は「細胞理論」を唱えた方です。
二人は激論を交わしていたとされる方々なのですが、ベシャン博士は歴史から抹殺されてなかなか表に出ていません。

「細菌理論」とは（ルイ・パスツール）
病気とは体の外にある微生物に起因する。
それは外から飛来し、微生物の働きは一定しているとする説であり、誰に対しても細菌は同じ働きをする。
病から身を守るためには防御態勢を築かなければならない＝すなわちワクチン接種が必要。

「細胞理論」とは（アントワーヌ・ベシャン）
病気は体内細胞の中にある微生物に起因する。
全ての病は特定の身体の状態に関連付けられる。
微生物は宿主の健康状態が衰えた場合に病的になる。したがって宿主の健康状態が病の第一の原因である。
病は不健康な状態の上に築かれる。身体の免疫システムの状態が病気になるのかどうかを決める。
病気にならないためには健康な状態を作らなければならない。

パスツール博士は死の間際に「実際私の細菌理論は間違っていた。細菌を取り巻く環境が病気を左右するのだ」と自説を覆した、という事ですがこれもなかったことになっているようです。

”何か”にとってこれは都合が悪かった、、、という事でしょうか。世の中ではこういうことが度々起こります。

製薬企業の利益がパスツール博士の唱えていた理論に固執したという事かもしれません。
人間から採取されたウィルスは未だ分離されたことがない。これは周知の事実です。
実際に如何なる種類のウィルスも見た人はいないのです。
コロナ禍において、日々テレビに映し出されていたウィルスの写真は何なのでしょうか。
製薬ワクチン業界全体がこのパスツール博士の「細菌理論」神話の永続に依存しているのは事実です。
結局パスツール博士の「細菌理論」を使うことによって製薬業界が今、健康独裁も出来る状態になり、ワクチン被害を隠蔽する事にも繋がってしまうという事です。

最も流通するであろう1000円札に描かれる人物が、野口英世、北里柴三郎という事に恣意的なものを感じざるを得ません。

次回は貨幣の歴史、神宮皇后に触れさせていただきたいと思います！