2025/3/10
日本維新の会、北区議会議員のさいとう尚哉です。
北区議会には本会議と委員会という2種類の会議体があります。北区議会公式ホームページに記載があるとおり、区議会としての最終意思決定機関は本会議となりますが、本会議は区議会議員全員が出席することから、ひとつひとつの議案等を審議しているとものすごく時間がかかります…。そこで本会議とは別個に少人数の区議会議員から構成される委員会を設置することで、詳細にいたるまで議案等を審議できる体制を整備しています。
以下、北区議会公式ホームページに掲載されている定義となるので御参照ください。
本会議:定例会や臨時会において、全議員で構成する議会の会議のことをいい、議案の審議や、区議会としての最終意思の決定(議決)などを行います。
委員会:議案その他の議決事項は、本会議で決定されますが、本会議での審議を効率的に行うため、少人数の議員で構成する委員会を設け、議案などを専門的・能率的に審査しています。委員会には、本会議から付託された議案や請願等を審査する『常任委員会』と、議会の円滑な運営を図るための『議会運営委員会』があります。また、必要に応じて設置される『特別委員会』もあります。
出展:北区議会公式ホームページ
委員会には常任委員会と特別委員会があります。常任委員会が常設の委員会である一方、特別委員会は特定のニーズにもとづいて設置される委員会となります。わかりやすく表現するとすれば、特別委員会は特命チームのようなもので、北区議会として特定のテーマについて集中的に審議することが可能となります。
ちなみに私は高齢者福祉や児童福祉等を所管する健康福祉委員会の委員と、シティブランディングや文化政策等を所管する都市ブランド推進特別委員会の副委員長を拝命しております。
さて、北区議会には前述した都市ブランド推進特別委員会にくわえて、防災対策を所管する防災対策特別委員会と主要駅前再開発を所管する地域開発特別委員会がありますが、都市ブランド推進特別委員会と地域開発特別委員会は役割を終えつつあるようにおもいます(このあたりは先輩議員の皆様からも御意見いただきたいところです)。
都市ブランド推進特別委員会も地域開発特別委員会も審議内容は減少傾向にありますし、いずれも常任委員会で十分審議できるものと私感しています。
そうしたなか、北区議会として新規の特別委員会を設置するということを検討すべきタイミングにあるとおもいます。前述したとおり特別委員会は特命チームなので、北区議会として挑戦すべきことに挑戦することができます。例えば「共働き世帯でも子育てしやすい環境整備特別委員会」、「王子駅周辺まちづくり特別委員会」、「人生100年時代特別委員会」のように、北区における重要課題を前進させるために特別委員会を設置することが期待されます。
こうした文脈において、港区議会は柔軟に特別委員会を設置しています。例えばシンガポールへの就学旅行について審議する「海外修学旅行調査特別委員会」が設置されていたり、特段需要のある子育てについて審議する「こどもまんなか・少子化等対策特別委員会」が設置されていたりします。
特別委員会は、発想次第でものすごい区政を推進するパワーを発揮できるようになります。もちろん行政側との調整は必要ですが、北区議会として特別委員会の利活用について検討すべきタイミングだと私感しております。
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