鈴木 まゆみ ブログ

藤枝海軍航空基地

2025/5/28

焼津市議会議員の鈴木まゆみです

藤枝海軍航空基地 芙蓉部隊をご存知でしょうか。
(現航空自衛隊静浜基地)
大東亜戦争の終盤、多くの搭乗員が戦死し、その補充ができなくなっていき、「特攻」が採用されるようになっていきました。
各航空部隊司令級の指揮官が集められた作戦会議にて、下級の美濃部少佐が異を唱えました。
(彼はフィリピンでの実戦で、敵が常に約300機の戦闘機を配備していることを体験しており、練習機まで総動員をかけたとしても、敵戦闘機の幾重にも重なる警戒網を突破することは不可能だと考えていたそうです。)
「特攻のかけ声ばかりでは勝ち目はない、命を賭けて国に殉ずるためには、それだけの目的と意義が必要である。しかも勝算のない中での単なる精神力の空念仏だけでは死して意義のある手柄を立てようと心から喜び勇んで出撃できるわけもない。大事な部下に、死刑のような無茶な命令はできない。」と。
上官にあらがうことは、死刑に値することだったそうです。
そして、戦力の消耗を最小限に抑える奇襲作戦、夜間攻撃を採用するべきだと主張し、それは受け入れられました。
その後の沖縄における特攻作戦では、美濃部少佐の芙蓉部隊は特攻編成から外されることに。
夜間攻撃の訓練がこの静浜基地で行われました。
「猫日課」といって、体を夜に慣らすために、昼夜逆転の生活、そして座学の重視などが合理的になされ、訓練に使用できる燃料が少ない中でも効率的に成果を上げたそうです。
終戦時の芙蓉部隊の兵力は、岩川基地と藤枝基地を併せて彗星は95機、零戦とその他で55機あり、連日沖縄のアメリカ軍に対し夜間攻撃を加えることがてきたのは海軍航空隊の中では唯一だったということです。
考えさせられ、また勇気をもらったのは、会議において命をかけた発言です。
何か難しいことに直面したとき、流されそうになります。楽な方を選びたくなります。それでいいのか。
たとえ世論の大きな声の流れの中でも、本質に立ち返り、公のためになることならば、勇気をもって主張をすること。
改めて、先人の方から教えていただきました。
 

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