2025/3/26
こんにちは。
奈良県議会議員【御所市選出】の川口信(かわぐちしん)です。
2/25に開会されました2月定例県議会が3/25に閉会しました。
令和7年度一般会計予算案、令和6年度一般会計補正予算案等について、活発な議論が行われました。
令和7年度一般会計予算案については、私が所属する自由民主党・無所属の会の一部議員から修正予算案を提出しました。
知事から提出された原案から修正予算の変更点については以下の通りです。
●奈良県・忠清南道交流事業の見直し
2025年度当初予算案は、物価高騰対策や防災拠点の整備など、奈良県の発展や県民の暮らしにとって必要な事業ばかりである。しかし、奈良県と韓国・忠清南道の交流のために県が示した予算は短期間のうちに大幅変更され、当初の2億7,500万円案はその妥当性を問う議論が県庁内で不十分であった上、その後の2,900万円案との差も著しく目的の一貫性が見出しにくい。国際交流は重要であるからこそ、その方法について一から考え直した上で、友好提携15周年となる2026年の交流実施を目指すべきである。
<修正案の詳細はこちら>
https://www.pref.nara.jp/secure/320770/20250325_giin-syuseian_reiwa07_gi01.pdf
<表決結果はこちら>
https://www.pref.nara.jp/secure/320706/20250325_giinbetsu_hyoketsu.pdf
しかし、上記修正案は賛成少数で否決され、原案が賛成多数で採決される結果となりました。
私自身は、国際交流の重要性を認識しながら、本事業を一から事業を見直すべきであると考え、修正案に賛成しました。
①規模を縮小したとはいえ、行政主体でK-POP無料コンサートを行うことが国際交流事業として最善の手法であるという説明が不十分である。
②1日の室内イベントを無料で行うことが、今後どのように日韓友好の未来志向に繋がるのか疑問が残る。
③知事からは交流事業開催の趣旨として「若い世代の交流による未来志向の日韓関係の安定的発展を目指したイベント」と説明があったが、参加者を若い世代に限るのか?などの明確な対応が示されていない(席が埋まらない場合、県外からの参加も検討する等の答弁が委員会であった)
上記を除く事業については、物価高騰対策や子育て・教育環境の整備、インフラ整備など、奈良県として取り組まなければいけない多数の事業を予算計上いただいており、大いに前に進めていただきたいと考えております。
是々非々で議論を行い、予算議決の判断を行いましたが、修正予算案が否決されたことは大変残念です。
上記事業については、賛否両論多くのご意見があったと思いますが、原案予算が可決となった以上、上記を含めた懸念点について、引き続きしっかり議論を行い、目的に資する事業となるように努めてまいります。
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