2025/9/30
奈良県議会議員・永田ゆづる(36歳)|奈良市・山添村選出|です。
9月26日 経済労働委員会における要望・質問5
道の駅「クロス中町」―富雄丸山古墳の“つながり”を
奈良県議会の経済労働委員会の最後に、私は要望として、道の駅「クロスウェイなかまち」と、全国から注目を集める富雄丸山古墳との動線整備について取り上げました。
現状の問題点
道の駅には古墳を紹介する看板がありますが、実際にそこから古墳へ歩くルートは分かりにくいのが現状です。看板の横からすぐ行けそうに見えますが、実際の誘導スタート地点は北西の外歩道で、そこまで約300メートル(徒歩約4分)。高齢の方ならさらに時間がかかります。県は「南側の管理道路を通れば近い」と説明しますが、現地を訪れる人からすると「ここを通っていいのか?」と不安になるような状況です。
私は次の三点を提案しました。
1. ルートのわかりやすさの確保
看板前からそのまま視線が通るルートを“主経路”に指定し、必要に応じて柵の見直しや簡易通路を整備することで、「迷わず行ける」安心感を作る。
2. 連続的なサイン整備
道の駅から古墳入口まで、すでに奈良市が対応している地面ペイントや矢印看板を設置するなど、子どもから高齢者まで迷わないようにする。
3,バス停名称の改善
さらに、古墳の目の前にあるバス停は現在「若草台中央」という名称です。しかし観光客にとっては古墳とのつながりが一目で分かりません。そこで私は、「(富雄丸山古墳前)」と括弧書きで追記するなど、奈良交通との協議で分かりやすい名称へ改めることを要望しました。これは観光商品づくりやナビ検索にも直結し、集客効果が期待できます。
観光の回遊性を高めるために
古墳と道の駅をわかりやすく結ぶことは、単に観光案内の利便性を上げるだけでなく、地域全体の周遊性を高める効果があります。アクセスがスムーズになれば、滞在者は自然と歩行距離を延ばし、その過程で地域の店舗や飲食店を利用する機会も増えます。体感的に移動時間が1〜2割短縮されるだけで、観光消費額は確実に上積みされるのです。
富雄丸山古墳は“奈良の新しい目玉”として全国の注目を浴びています。だからこそ、道の駅との連携を徹底し、「迷わず、気軽に行ける古墳」にすることが大切です。私は観光部局がリーダーシップを発揮し、県の道路部局や奈良市、交通事業者との調整を進めるよう要望しました。
地域の宝を最大限に活かし、奈良観光の新しい時代を切り拓く――そのための一歩として、この要望を強く申し上げました。
永田ゆづるのホームページ https://yuzurunagata.jp/
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