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大府市議会議員として1年。公約の「中間検証」を行いました【愛知県大府市 いいお祐介】

2024/7/23

いいお祐介です。

昨年4月の大府市議会議員選挙でご負託をいただいてから1年あまりが経ちました。いいお祐介は選挙時に、皆様からお寄せいただいたご意見やご要望をもとに、5つの政策と20の項目からなる公約を掲げていました。公約は掲げるだけでなく、検証してこそ価値を発揮します。そこで、1年間の議員活動を振り返り、公約の進捗状況を検証しました。なお、各項目についている記号は、選挙時点で一定のスケジュール感を示す必要があると考え、設定したものです。それが現在までにどうなっているかも含めて、チェックをいただければ幸いです。

★:すぐにでも取り組めること
○:数年以内に検討をすすめること
◆:長期的にチャレンジすること

01 住み続ける価値を高め、もっといいおおぶへ。

○住宅開発等における緑化を支援し、まち全体の環境価値を創造する取り組みを促進します。

進捗:未着手。今後の提案に取り組んでまいります。

○空き家対策に力を入れ、周辺住宅の資産価値をまもる取り組みを推進します。

進捗:令和5年9月議会で、市から「空家等対策の推進に関する条例」の一部改正が提案され、私も質疑を行いました。主な課題として、所有者不明や相続未登記の空き家が地域の景観や安全性に影響を与えていることが明らかになりました。市では「空き家等対策計画」に基づき管理や利活用の推進に取り組んでいますが、所有者との適切なマッチングや制度整備がより重要であることが確認されました。今後も、持続可能な空き家対策の推進を注視していきます。

○耕作放棄地や放置竹林をへらすため、多様な主体による保全整備の取り組みを推進します。

進捗:市内の竹林整備団体「BUNKAI PROJECT」の先陣メンバーとして竹林整備活動に関わっています。本年3月には「矢戸川竹林の小径」が完成し、新たな地域資源としての活用が進みました。一方で、維持管理には継続的な人材や活動のマッチングが欠かせません。今後、市としてもこうした活動を継続・支援する仕組みが重要だと考えています。

◆共和駅~大府駅間の新駅計画の是非は、早期の決着に向け具体的な協議を推進します。

進捗:令和5年6月議会の一般質問において、新駅構想について取り上げました。議論の中で、JR東海との直近の情報交換状況や課題が明らかになり、既存の共和駅・大府駅周辺のまちづくりが優先されること、さらに、新駅構想の事業化段階で踏切問題や財源調達方法、市民意向調査の必要性などについても、今後の事業化段階で検討するにあたり、課題を共有することができました。引き続き、新駅構想に関する進捗を注視し、市民の皆さまの声を届けてまいります。

02 安心安全な生活環境で、もっといいおおぶへ。

○地域の資源ステーションにおける当番制の負担軽減のための支援のあり方を検討します。

進捗:令和5年9月議会で、同じ会派の宮下真悟議員が、資源ステーション当番の負担軽減について一般質問で取り上げました。高齢化や地域コミュニティの弱体化による当番制の負担増大が課題として認識され、作業の外部委託や常設型回収ステーションの導入、代行支援などの具体的な方策が議論されました。今後は、他市の事例も参考にしながら、地域の実情に合った安定的かつ効果的な運営体制の構築が求められています。

○地域の中から消防団員が確保できるよう、特に女性や学生が加入しやすい消防団をめざします。

進捗:本年3月議会の予算審査において、消防団詰所の和式トイレの洋式化改修について質疑を行いました。市内7つの消防団詰所のうち、横根、共和、長草の3つの詰所で和式トイレが残っており、今後は施設の老朽化や団員の要望に応じ、計画的に改修が進められることとなっています。総務省消防庁からも活動環境の改善が求められていることを踏まえ、意見聴取を丁寧に行いながら、より多くの市民が安心して参加できる消防団環境の整備を促進していきます。

◆危険な道路を解消し、歩行者・自転車・車が共存できる安心安全なみちづくりを推進します。

進捗:令和5年12月の一般質問において、子どもの通学等の交通安全対策について取り上げました。北山土地区画整理事業区域では、住宅地内を縦断する都市計画道路名古屋刈谷線が通学路として交差することから、通学児童の安全確保を議論しました。また、北山・桃山地区に導入された「ゾーン30プラス」を活用した速度規制や物理的デバイスの設置など、地域の皆様の意見を取り入れた柔軟な対策が求められています。今後も、道路安全対策の効果を検証し、通学路の安全性向上に努めていきます。

03 質の高い子育て・教育環境で、もっといいおおぶへ。

○子育て世帯等へ電話一本でヘルパーを派遣する「子育てSOSサービス」の提供をめざします。

進捗:令和5年10月から「産前・産後サポーター派遣事業」が開始されました。この事業は、産前・産後の保護者の負担を軽減するため、家事援助や育児支援を行うサポーターを派遣するもので、電話一本で気軽に申し込みが可能です。対象は主に産前の体調不良や出産後の回復期にある保護者であり、家事や育児のサポートを受けられることで、安心して出産・育児に臨める環境が整備されました。私自身が提案したものではありませんが、市の取り組みとして重要な施策であり、今後もその充実のため取り組んでまいります。

○各学校単位で、児童や生徒が心の悩みを気兼ねなく相談できるきめ細かい環境整備を推進します。

進捗:おおぶレインボープランに基づき、校内フリースクールに関する調査が開始されました。この調査は、児童生徒が学校生活の中で安心して過ごせる環境を整備するための基盤づくりとして位置づけられています。特に、心の悩みや不安を抱える児童生徒に対して、学校単位での相談支援体制を構築することで、よりきめ細かいサポートが期待されています。私自身が提案したものではありませんが、教育環境の改善として重要な取り組みであり、今後も調査結果をもとにした整備方針の策定を注視していきます。

○外国人児童や生徒が学校や日常生活に適応するための取り組みを多文化共生の観点からすすめます。

進捗:未着手。今後の提案に取り組んでまいります。

○給食を通じて地域の食材や食文化に触れる機会をふやし、さらなる食育の実践を推進します。

進捗:大府市内の有機農業者グループ「おおぶニックのWA」が栽培した「おおぶニック米」が市内全小・中学校の給食で提供されました。農薬や化学肥料を使用せず栽培されたコメを活用し、子どもたちが地域の農産物や食文化に触れる貴重な機会となっています。特に「愛知の秋を味わう学校給食の日」や「有機農業の日」には、白飯やさつまいもを使用した特別メニューが提供されました。私自身が提案したものではありませんが、地域資源を活用した事業として、今後もその動向に注目してまいりいます。

04 誰もが支え合い学び合える、もっといいおおぶへ。

★NPOやボランティアなどの市民活動と現役世代とのマッチングを図る取り組みをすすめます。

進捗:個人レベルで市内のNPOやボランティア団体と現役世代をつなぐマッチング活動を行っています。市民活動を活性化し、より多くの世代が参加できる環境づくりを目指して、今後も取り組みを続けていきます。

○パートナーシップ・ファミリーシップ制度の創設に向けた条例整備を早期にすすめます。

進捗令和5年7月から「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」の運用が開始されました。この制度は、互いを人生のパートナーまたは家族として尊重し、協力し合う関係であることを宣誓するもので、性的マイノリティや事実婚の方々が自分らしい生き方を選択できることを目的としています。私自身が提案したものではありませんが、多様性を尊重する取り組みとして、今後もその運用状況を注視し、必要に応じてさらなる提案にも取り組んでまいります。

○青少年だけでなく、地域全体の情報リテラシーや情報モラル教育への支援のあり方を検討します。

進捗:未着手。今後の提案に取り組んでまいります。

◆市民や学校を巻き込んだ形で、大府市の歴史をまとめた新しい「大府市誌」の編さんをめざします。

進捗:本年3月議会の一般質問で新編「大府市誌」の編さんについて取り上げ、市長から「今後、実施計画において検討」するとの答弁がありました。大府市誌は平成3年の刊行以来30年以上が経過し、その間に新たな歴史的資料や埋蔵文化財が発見されるなど、多くの記録が蓄積されています。歴史を後世に残すためには、市民や学校と連携し、体系的な整理と保存が不可欠です。今後、計画的な体制整備とともに、持続可能な運営方法が検討されることが期待されます。今後もその進捗を注視してまいります。

05 みんなが納得できる政治で、もっといいおおぶへ。

★社会調査士の経験から、思いつきではなく根拠や指標にもとづく政策立案や行政監視をすすめます。

進捗:政策立案や行政監視においては、EBPM(根拠に基づく政策立案)の手法を積極的に活用し、客観的データや根拠に基づいた提案・監視を心がけています。一般質問においても、たびたびEBPMの重要性について言及し、政策や施策が感覚的・場当たり的にならないよう、データを重視した議論を行っています。今後もデータを基盤とした政策立案と議論を継続していきます。

★定例会ごとの議会報告会を自ら開催し、議会全体としての取り組みの議論も促進します。

進捗:私が所属する会派「無所属クラブ」では、令和5年6月議会後のタウンミーティングを皮切りに、毎定例会後にタウンミーティングを開催し、多くの皆様との対話の場を確保しています。また、本年2月から「もっといいおおぶを考えナイト」を開催しています。「もっといいおおぶを考えナイト」では、ゲストを招いてテーマを設定した話し合いの場を提供しており、安価な参加費で軽食とドリンクを提供し、若者も参加しやすい設定にしています。

○若者をめぐる問題に対し、予算を伴う政策提案を若者自ら行う会議体のあり方を検討します。

進捗:本年3月議会の一般質問において、子ども・若者参画について取り上げ、市の取り組みやその運営方法について議論しました。現在、大府市では「若者会議」を通じて、無作為抽出による「くじ引き民主主義」を活用し、多様な意見を集める取り組みが行われています。今後、ファシリテーションのスキル向上や対話の促進、さらに若者自身が主体的に意見を形成・提案できる環境づくりが求められます。今後もその進捗を注視してまいります。

○常設の期日前投票所を複数もうけるための検討をすすめます。

進捗:令和5年6月の一般質問において、常設又は複数日程の期日前投票所の開設について提案しました。その後、本年3月の大府市長選挙より、おおぶ文化交流の杜に設置されている期日前投票所の開設期間が大幅に拡充されることが決定しました。また、障がいのある皆様の投票機会の保障のため、「音声版の選挙公報」の配布についても提案し、同選挙から実現しています。

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今後も「もっといいおおぶ」の実現に向け、公約達成に取り組んでまいります。

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著者

いいお 祐介

いいお 祐介

選挙 大府市議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 3,042 票
選挙区

大府市

肩書 社会調査士、元国会議員秘書
党派・会派 無所属
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