2025/1/6
1月5日、東浦町文化センターで開催された『○月○日、区長になる女。』上映会にゲストトークの登壇者として参加しました。当日は100人以上の皆様にお越しいただき、会場には映画への関心や政治への思いが溢れていました。
ゲストトークでは、県内で同じく20~30代の議員として活動する諸岡えみ小牧市議会議員、あしかりじゅんな蒲郡市議会議員、そして私、いいお祐介の3人が登壇し、愛知教育大学の津原一樹さんのファシリテーションで進行しました。それぞれが自身の経験や考えを共有し、映画を踏まえ「政治参加」や「対話」の重要性について意見を交わしました。
まず、私は参政権についてお話ししました。参政権というと「選挙権」や「被選挙権」ばかりを思い浮かべがちですが、市民が政治参加を通じて意見を届ける手段全体を含むものだと考えています。市民の皆さんが議員に意見を届け、行動を起こすきっかけをどう作っていくか。これが今後の大きな課題だと感じています。
次に、公職選挙法についても触れました。選挙の制度や法律は非常に複雑で、新しい取り組みを行おうとしたときに壁になることが多いです。本来、選挙は「市民の手でつくるもの」だと思います。しかしながら、法律が難しすぎて、結果的に従来の形が一番効率的で違反リスクも少なくなる。そのギャップに私は違和感を覚えています。市民が主体的に選挙や政治に関わるためには、選挙制度の透明性や、市民が参加しやすい仕組みづくりが必要だと強く感じています。
また、私は「対話と決断のバランス」についてもお話ししました。例えば道路建設を巡る議論では、賛成と反対、どちらの意見も理解し、それを自分の中で深めた上で説明責任を果たすことが求められます。対話を重ねることも大切ですが、最終的には決断することも政治家の大事な役割だと思っています。
そして、学生や若者との距離感についても触れました。私はもっと若い人たちに気軽に声をかけてもらいたいし、連絡をしてほしいと思っています。実際に高校生から連絡をもらうこともありますが、まだまだ多くの若者に政治を身近に感じてもらいたい。だからこそ、「1回でいいから連絡してほしい」と率直にお伝えしました。政治家も同じ人間ですし、もっと気軽に話してもらえたら嬉しいです。
最後に、AIの活用についても少しお話ししました。AIを活用することで、議論や政策立案の質を高めることが期待できます。今後の政治や行政運営において、こうしたテクノロジーを上手く活用していくことが重要だと思います。
今回の上映会とトークセッションを通じて、改めて政治における「対話」の重要性を感じました。政治は多様な立場や意見が交差する場で、その中で対話を積み重ね、決断を下し、しっかりと市民に説明していくことが私たち政治家の役割です。そしてこの「面倒くささ」から逃げずに向き合い続けることが、社会をより良くしていくための第一歩だと信じています。
ただ、こうした「面倒くさい営み」に向き合い続けるためには、市民一人ひとりのリテラシーの向上や、政治活動へのサポート体制が欠かせません。そして、もっと多くの人に政治を身近に感じてもらい、自然に関わることができる環境をつくっていきたいと強く思いました。
上映会を主催された外山綾子さんをはじめ、スタッフの皆さん、そしてご来場いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。
この映画を通じて、政治参加や対話の重要性に触れた皆さんが、それぞれの立場で行動を起こしてくださることを願っています。
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イイオ ユウスケ/28歳/男
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