2026/6/23
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
6月17日から3日間、総務生活・厚生文教・建設と常任委員会が続きます。

ざっくり建設常任委員会での議案を紹介します。
私は本委員会に所属しています。
■ 旧南部処理センター解体及び造成工事(議案40)
南部処理センターとはごみ処理施設です。特殊な施設ゆえに、解体も難しいようです。
こちらの工事の契約変更で、金額が安くなった、という報告に近いものです(すでに解体済み)。
【解体方法の変更】
すぐ隣が鉄道路線であることから、粉塵などの飛散を考慮して「部材解体工法」を予定。
しかし、契約相手方から、建物全体を覆う大型素屋根を設置し、その中で解体をする「素屋根工法」の提案があった。
【鉛除去】
煙突の塗料に鉛の含有が確認されたため、剥離作業が必要となった。
【費用の差異】
結果的に、3,630万円安くなった!

【工事の写真】

■ 補正予算(議案46)
一般会計補正予算にて、「夜間騒音抑制料」を活用した、施設管理委託料の増額がありました。
伊丹空港を経営する関西エアポート株式会社は、2025年4月1日より21時を超過して離着陸する便に「夜間騒音抑制料」を導入しました。いわゆる遅延便対策で、遅れた航空会社は、着陸料金を2倍支払うようです。
それが令和7年度に約3,500万円、対象は144便で、そのうち4便は出発便でした。
これは川西市だけに入るお金ではなく、「十市協」と呼ばれる、大阪国際空港周辺の10市(豊中、伊丹、川西、池田、宝塚、尼崎、西宮、芦屋、吹田、箕面)に分割されます。

要は、「うるさくしてごめんね、地域に還元しますし、それで我慢してね」というものです。
今回は共同利用施設助成として60万円(10万円×6施設)増加という内容でした。

■ ウォーターPPP(議案48)
川西市下水道事業会計補正予算にて、いわゆるウォーターPPPの話がありました。
冒頭に、「上水道でのウォーターPPPはやりません。」とあえての説明がありました。一方、下水道に関しては、ウォーターPPPをしなければ下水管の維持管理に対する補助金が得られないことになっているため、市も必要に迫られて検討するに至っています。
当ブログ参照:【川西市】 ウォーターPPPとは何か?川西市の実態と「交付金の条件」を整理する
3つのパターンで検討したそうです。
最もVFM(バリュー・フォー・マネー)が良かったのは、維持管理・点検調査・設計を1つの事業者に委託する案でした。なお、契約期間は10年です。これは、国から10年以上の長期契約を求められているためです。
費用計算も、10年間の積算となっています。合計140億円からどれだけ削減できるかが計算されています。
結果的に11億円程度が削減されるようです。

この組み合わせについて、「他のパターンも組めたのでは?」と質問したところ、国から提示されているパターン例だそうです。
これまでよりもコストが下がるし、民間に丸投げするわけでもないので問題ないと判断しました。
どのように委託するのかの概念図です。
補助金を受け取るには、令和10年度までに開始しなければなりません。

令和8年度には具体的な制度設計をし、令和9年度に契約、令和10年度にスタートというスケジュールです。
したがって、本年度中に「導入に向けた準備業務を委託する」ことになりました。
準備に対しても国からの補助金がもらえるため、一般会計から2,500万円、国から1,250万円が下水道会計に組み込まれます。委託料は5,000万円ということですね。

準備にお金がかかりますが、削減できるとされるお金も億単位ですから、しっかりやっていただきたいですね。
南部処理センターは安く解体できたのは良かったですし、ウォーターPPPもこれからではありますが、上手に乗り切ってくれたらなと思います。
国はやや強引なところは否めないですが、国が絡む政策は、こんな感じが多いですね。
「単に補助金を出すのはダメ!なるべく業務をスマートにして、コストを削減に努めよ!」という意味だと捉えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な一日でありますように。
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ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>【川西市】 建設常任委員会:解体工事の減額、飛行場遅延便、下水道PPPとは?