長田 たくや ブログ

食育基本法の改正ポイント:食料安全保障・農林漁業体験・成果の見える化

2026/6/4

兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
2026年5月27日、改正食育基本法が公布・施行となりました。

  • 食料安全保障の確保
  • 学校での食育の強化(農林漁業の体験)、大人の食育
  • 食育推進基本計画を通じた成果の見える化

これらが盛り込まれました。
参照:改正食育基本法のポイント


食育基本法ができて20年
食育基本法は、2005年に成立した法律です。
これは議員立法で、当時の自民党・小坂憲次議員らが提出しました。
参照:食育基本法 提案理由(平成一六年一二月一日・衆議院内閣委員会) 

【提案理由は次のとおり】
近年における国民の食生活をめぐる環境の変化、食の安全や海外依存の問題を踏まえ、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することが緊要な課題とされました。

そのため、食育に関する基本理念を定め、国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、食育に関する施策の基本となる事項を定めることが目的とされています。


改正ポイント①:食料安全保障
今回の改正案は、衆議院の農林水産委員長が提出者となっており、政府提出法案ではなく議員立法になります。
この改正の元となったのは、食料・農業・農村基本法の改正(2024年)です。
参照:食料・農業・農村基本法改正のポイント

こちらで「食料安全保障」を柱として位置付けられました。

これを受けて、食育基本法でも「食育は食料安全保障の確保に資するよう推進されなければならない」という考え方が盛り込まれました。これは、「安いものを買う」だけでなく、「地域の農業や食料自給をどう支えるか」という理解を促すものです。

これまで健康、食文化、生活習慣などに重きが置かれていた食育から、食料安全保障という視点が明確に加わったと言えます。


改正ポイント②:大人を含む食育の強化
子どもの食に対する理解を促進するため、学校教育の一環として行われる「農林漁業に関する体験活動・教育」が追加されました。 
単なる体験だけでなく、生産者に対する理解を深めて、食べ物への感謝の気持ちや関心を高めることにつなげます。

これこそ、稲作の歴史や、食と日本人の自然観、海外との違いなどが教えられれば素晴らしいですよね。

また、食育は子どもに対するものというイメージがありますが、今回の改正では、大人も含めた食に関する理解醸成や行動変容の促進も加わりました。食育の場として、職場や大学も言及されており、食料を賢く選択できる能力を育むことも明記されています。

子どもがどれだけ食に関心を持っても、家庭に帰ったら親の意識が低かったら意味がないですものね。


改正ポイント③:成果の見える化
農林水産大臣が、少なくとも毎年1回、「食育推進基本計画」に掲げる目標の達成状況を調査し、その結果を公表するとなりました。なお、現在は第4次食育推進基本計画となっており、こちらも併せて改訂されることになるでしょう。

さらに国は、都道府県や市町村に対して、食育推進計画の作成及び実施を支援することになります。つまり、形だけの計画を作るだけではなく、実効性を持たせる方向性が示されたと言えます。

これは川西市にも影響してくるでしょう。

国の食育推進基本計画を踏まえつつ、各自治体の食育推進計画の作成には独自性も求められると思われます。その際、川西市では子どもや大人に対して、どのような食育を行っていくのか。あらためて考えていく必要があると思います。


食品添加物や食品表示等に関する明記なし
このように、食育についてさらに踏み込んだ改正となりました。
一方で、私が気になるのは「食品添加物、農薬、食品表示」です。

これらについては、まだまだ海外に比べると意識が低いと思われます。
以前、川西市でも食品表示に関する意見書を提出することができました。

食品表示については、不明瞭な点もあり非常に問題です。
当ブログ参照:【意見書】 消費者が安心して食品を選択できるための明確な表示を求める意見書 【採択されました】

そして、まだまだ改善すべき表示方法があります。例えば、小麦などの「国内製造」問題です。
当ブログ参照:食品表示「国内製造」の注意 【食の安全と知る権利】

これらも併せて改正しなければ、片手落ちの政策になると思います。
添加物や合成着色料、農薬等についても、日本は海外に比べて規制や安全性の意識が低く、それこそ食育と同時に教育する分野でもあると思います。
当ブログ参照:
(合成着色料)色がついている甘い飲み物のリスク 【EUは規制あり、日本は”気にしない”】
(除草剤)グリホサート系の除草剤 【重大な懸念】
(殺虫剤)ネオニコチノイドを知ってますか?① 【殺虫剤の種類と効き方】


参政党は「食と健康」を当初から訴えていました。
健康悪化の原因、その大元は「食」にあります。

自分自身、ジャンクフードも好きですから、美味しいということは理解します(ハンバーガー大好き!)。

だけども、栄養価の高いお米や発酵食品、ミネラルなども積極的に摂るようにしており、あまり偏らないように気を付けています。
食育がどのように変わっていくのか、市議会議員としても要注目ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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川西市議会議員選挙

肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
党派・会派 参政党

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