2026/4/10
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
前回ブログではmRNAワクチンと心筋炎についてミトコンドリアをキーとしたあらたな報告について書きました。今回はそちらの補足的な内容です。
当ブログ参照:ミトコンドリア異常が鍵?スルーされていたmRNAワクチン後心筋炎に新たなメカニズムが発見

■ ネクロプトーシス
「ネクローシス」と「アポトーシス」は対比的に使われる言葉です。
ネクローシスは、切ったり燃えたり、つまり外的要因で細胞が壊されることを言います。そのため細胞のさまざまな内容物が漏れ出て、周りに炎症を誘発するなど影響を及ぼします。
一方、アポトーシスは腹切り(HARAKIRI)のように、細胞が自らの意思で死ぬことを言います。その際はまさに「立つ鳥跡を濁さず」、静かに消えていくのです。

引用:proteintech
【ネクロプトーシス】
ネクローシスの一種とされ、アポトーシスと同じようにプログラムで自死します。違いは、周りに影響を与えてしまうことです。ドラクエ呪文で例えると「メガンテ」でしょうか。
なぜそのような死がプログラムされているのか。これはやむを得ない状況と考えられます。アポトーシスには、カスパーゼ活性が必要となります。しかし、感染症などでカスパーゼ活性がうまく働かない場合、つまりアポトーシスがしたくてもできないため、周囲への影響を伴いながら自らを破壊するわけです。
これを「ネクロプトーシス」と言います。

引用:wikipedia
参照:細胞死のメカニズム:ネクローシスとネクロプトーシス
■ カスパーゼ活性に依存しない
研究に話を戻すと、mRNAワクチンによる心筋炎では、ネクロプトーシスが関連していると考えられています。
ミトコンドリアはエネルギー発生装置ですが、それ以外にも多くの役割を持ち、アポトーシスまで関係しています。

引用:公益社団法人日本生化学会
つまり、ミトコンドリアに機能障害があると、アポトーシスが抑制され、ネクロプトーシスへ移行しやすくなると考えられます。アポトーシスが抑制された環境にて、活性化される細胞防御経路が「RIPK3の活性化」によって引き起こされます。これを抑える薬剤を用いたところ、マウスの心筋炎が抑制されたとのことです。
■ 心筋炎と性差
エストロゲン(女性ホルモン)はミトコンドリア機能の維持やアポトーシスの調整、代謝促進に関与する機序が報告されています。
参照:エストロゲン、エストロゲン受容体が心筋および骨格筋ミトコンドリアに及ぼす影響
心臓は、常に動いているためミトコンドリアが強く影響しています。
それが女性ホルモンによって守られているとすれば、心臓疾患に性差が生じることは容易に想像がつきます。
実際のデータでも以下のように性差が表れています。

75歳以上ともなれば、性差がなくなっていることからも、エストロゲンの影響が強く関与している可能性が示唆されます。
mRNAワクチンとミトコンドリアに焦点を当てた場合、それを現行の検査技術で直接評価することは困難です。
治療ではなく、「予防接種」として全世代対象とするのはリスクがありますね。
未知のワクチンだからこそ、当初から「慎重」にすべきだと心ある専門家は発信し続けていました。
心筋炎以前として、mRNAを包み込むLNPが原因視されており、それを克服するための研究もされています。
参照:副反応の低減したmRNA-LNPワクチンの開発
研究自体は否定しませんが、ワクチンに傾倒する前の対策と研究に本腰を入れてほしいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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