2026/3/16
兵庫県川西市議会議員(参政党) #長田たくや です。
福島県いわき市で、卒業祝いに用意されていた中学給食の「赤飯」。3月11日の東日本大震災の発生日と重なったため教育長の判断で廃棄されたという事案がありました。

参照:中学給食の赤飯2100食を廃棄 震災発生日と重なり、福島いわき

■ 教育の結果
普段からSDGsだ何だと標榜し、ご丁寧に教えているわりに、なぜ日本が元来備わっていた「もったいない精神」をなくしてしまったのか。
「世間の批判>ご飯の廃棄」のように天秤が揺れ動いたということです。なぜだろうか。

これはコロナ禍も同じでしたよね。「世間の批判>常識・最新の情報」となり、様々な弊害がありました。
「事前に献立を把握するよう努める」とのことですが、そうではなくて、「批判によって判断がゆがめられたこと」、これをしっかり分析した方が良いと思いませんか。
■ 今の教育長は割と最近の制度
本件では、市長が謝罪をし、市長部局と教育委員会との連携をより深めると記事にありました。
首長と教育委員会の関係は、2015年に教育制度改革が起こって大きく変化したことをご存知でしょうか。きっかけは、大津市でのいじめ事件とのこと。教育委員会が動かなかったことや、責任の所在があいまいだったのです。
なぜでしょうか。

原則5名の教育委員を任命する。これは一貫しています。
2015年以前は、教育委員会の中に「教育委員長」と「教育長」という二つの役割があり、委員会内で決められていました。
教育委員長:会議を主宰する代表
教育長:教育行政の実務責任者
この二重構造のため、責任の所在が分かりにくいという問題が指摘されていました。
1956年の制度改正以降、この仕組みは2015年まで約60年続いていました。
長きに渡って、わかりにくいと言われ続けた制度だったわけです。教育行政がいかに硬直化していることがわかりますね。
いじめ事件を機に、2015年に教育行政に係る法改正がありました。
首長が「教育長」を任命し、一元化することで責任の所在を明確化したのです。
当初は「政治が介入することになる!」と、反対する意見もあったそうですが…。
市民が望む教育改革は内部だけでは不可能です。選挙で選ばれた市長が任命権を行使して信託に応えることは理解ができます。
■ 戦後すぐは公選制だった
教育委員会の歴史をひも解くと、戦後、GHQのもと独立機関としてつくられました。
なんと当初は、住民による選挙で教育委員を選ぶ「公選制」が採用されていたのです。
しかし1956年、教育委員会が政治闘争の場となるなどの問題が指摘され、制度が見直されます。
教育委員は、首長が任命し議会が同意する「任命制」に変更されました。
その後、地方分権の流れの中で2000年前後には、教育委員会の会議の公開や説明責任の強化など、透明性を高める改革が進められました。
このように教育委員会は、行政権力から一定の独立性を保つ仕組みとして運営されてきました。現在でも教育長は首長が任命する際、議会の同意が必要です。好き勝手に人事を決めさせないためにも議会は重要になります。
参照:昔は選挙で決まっていた!教育委員会の歴史
教育大綱という教育の方向性(文科省の範囲だが)も首長がつくることができるため、教育行政においても選挙はとても重要であることがわかりますね。
■ 赤飯は悪くない
おめでたいイメージの赤飯ですが、コンビニのおにぎりで毎日食べられるくらいだし、そこまで気にするのはどうかと思います。
ちなみに、コンビニの赤飯おにぎり美味しいですよね^^
研究している人いないかな~と調べたら、「赤飯の赤色の意味とは」という論文がありました。

近代では、赤い色が”目出度い”という社会認識があるからであろう、とイメージ通りのこと書いていました。しかし、江戸期の京都においては、葬儀に赤飯を用いるとの記録があり、現在でも続いている地域もあるのだとか。
赤飯の赤い色が、厄除け・魔除けという意味合いで使われる一方で、避けがたい死を克服する象徴的な意味があるそうです。だから根源をたどれば、別に給食で食べても良かったし、なんならこのような歴史の勉強にもなったはずです。
明治以降に、弔事および慶事での色の用い方に変化が生じました。つまり、「赤飯=おめでたい」と感じることは、割と最近のことなんですね。
参照:赤飯の色についての考察
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>「赤飯の廃棄」から見える教育と“もったいない精神” 教育委員会の歴史を添えて