2026/1/29
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
衆議院選挙3日目が終わりました。ちょっと顔がひりつきます…。朝夜は特に寒さが厳しいですね。でも雪がないだけましというもの。
参政党が発表した政策⑤は、「エネルギーと資源確保が生命線」です。

✓ 安定した電力と資源確保は、国家運営の基盤
✓ 世界が見直しを進めている脱炭素政策
✓ 再生可能エネルギー偏重を改める
✓ 安く、安全で安定したエネルギーを国内で確保
■ 主な政策

メガソーラーに使用されている太陽光パネル。その多くは中国で生産されています。
しかも、それをつくるために使われている電力は、なんと石炭火力発電なのです。

引用記事中に、ちょっとややこしく、絶妙にどうでもいい感じの計算があります。

要は、中国で作られた太陽光パネル(High CO₂ intensity solar PV)をカリフォルニア州に設置した場合、製造時に排出されたCO₂を帳消しにするだけの電力を生み出すのに8.7年かかる、という計算になります。
一方、中国で作られた太陽光パネルを中国に設置すれば、2.8年で回収できることになります。それだけ中国で作られる電気は、かなりの3倍程度のCO₂を出しているということです。
■ 番外:計算してみた
この表にある数字。実は手計算でできます(読み飛ばしてもOKです)。
平均グリッドCO₂強度:
「その国・地域の電気を1kWhつくると、平均で何gのCO₂が排出されるか」を表した指標です。
・カリフォルニア州:200 g CO₂eq/kWh
・中国:620 g CO₂eq/kWh
製造環境での比較:
太陽光パネルを、中国のように石炭火力発電で作った場合と、欧州のようにクリーンエネルギーで作った場合を比較します。
・中国産(High):2614 kg CO₂eq / kWp
・欧州産(Low):476 kg CO₂eq / kWp
中国では、同じ太陽光パネルをつくるにしても、約6倍のCO₂を排出するという意味です。
kWpの補正:
kWp(キロワットピーク)とは、太陽光パネルが100%の性能を発揮した状態を指します。
1 年 = 8760 時間
1 kWp × 8760 h = 8760 kWh
つまり、太陽光パネルが1年間フル稼働すれば、これだけ発電する、という理論値です。しかし現実はまったく違うため、
・設備利用率:20%
・平均寿命劣化補正係数:0.912
・系統損失補正係数:0.944
これらを掛け算して補正します。すると、1508 kWh/年 となります。
太陽光パネルは、1年間に約1508kWhの電気をつくる、という計算です。
計算:
では実際に計算してみましょう。
カリフォルニア州:200 g CO₂eq/kWh → 0.2kg CO₂eq/kWh
1508 kWh/年 × 0.2kg CO₂eq/kWh = 301.6kgCO₂eq/年(1年間にカリフォルニア州が排出するCO₂量)
これを、中国産パネルの製造時に排出された2614 kg CO₂eq/kWp で割ります。
2614÷301.6≒8.7年
このような計算式になります。まぁ、あくまで理論値ではあります。
ちなみに、日本の平均グリッドCO₂量は約460 g CO₂eq/kWhとされており、同じように計算すると 約3.85年 になります。
■ CO₂だけを見てはいけない
中国産の太陽光パネルでも、日本に4年間設置すれば二酸化炭素は回収できるのだからいいじゃないか――そう思いがちですよね。
しかし、これはCO₂だけに捉われてしまった思考の末路です。太陽光パネルをつくるうえでどれだけの資源、どれだけの有害物質を発生させているか。

しかもこれらが、どれほどの環境負荷になるのか。さらに、規制がどこまで守られているか分からない状況。
本来の環境評価(LCA)では、人体毒性、生態毒性、資源の枯渇、廃棄物など総合的に評価すべきです。
ところが、太陽光パネルなどの再生可能エネルギーになると、それらの指標はすっ飛ばされてCO₂だけで評価されてしまう。
それで「環境に良い」と認識しちゃっている。ここに、そもそもの大きな間違いがあると私は考えています。
最後の「国内で安定したエネルギーを確保する」という点は、長期的な視野が必要です。調査・研究を要する分野でしょう。脱炭素政策は一瞬でやめられますが、あまりにも利権が絡みすぎていて、既存政党ではどうにもならないのが現実です。
再生可能エネルギーは、「教育」によって光の部分だけが教えられているため、学校でまじめに勉強している子どもほど強く影響を受けているかもしれません。
私自身も、かなり影響を受けていました。だからこそ、負の側面もしっかり伝えることが地球環境を考えるうえでとても重要なのです。
当ブログ参照:
なぜ今、南鳥島なのか――中国ショックから始まったレアアース国家戦略
万博EVバス問題の本質は「脱炭素利権」——いい加減、そこに税金を使うのやめない?
【安全?】 太陽光パネル 【気を付けて】
【地球温暖化】 IPCC報告書の欺瞞 【みんなのバイブル】
【そりゃ】 温暖化にて植物はウッキウキ 【そうだ】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>CO₂だけ見て「環境に良い」と言えるのか —参政党政策⑤ エネルギーと資源確保が生命線 ―