2024/9/4
ニセコは倶知安町とニセコ町からなる
エリアです。
今回は参政党の大先輩
元倶知安町議で国政改革委員の
田中義人さんにご案内いただきました。
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私が昔行ったのは2004年頃。
当時高校生だったと思いますが、
家族でスキーに行きました。
その2004年頃からオーストラリアの人たちが
南半球が夏の間、冬場のニセコに来て
長期滞在のための家を買っているという話を
当時現地の方から聞いた記憶があります。
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それから20年。
ニセコヒラフやアンヌプリなど、
昔からのスキー場エリアだけではなく、
森林や畑が買われ、宅地のエリアが急拡大。
現在もものすごいスピードで
開発が進んでいます。
経済が発展しているから
良いと思われるかもしれません。
しかし、ニセコの経済は、
もはや日本人が入る余地がないほどの
状況になっています。
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コンドミニアムを建てるディベロッパーも、
デザイナーも、購入する客も、仲介する人たちも、コンドミニアムを管理する管理会社も、
そこで働く人たちも、ほぼ外国人です。
日本人はというと、工事の下請けか孫請け。
ホテルであればマッサージする人や
ベッドメイキング、庭の清掃係などは
日本人の方でした。
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ニセコでは巨額のお金が動いており、
香港やシンガポール系のチャイナマネーか、
欧米や豪州、そして最近は
マレーシアやタイなどの
東南アジア系資本も多くなってきています。
格安で日本人から畑や原生林を買い、
コンドミニアムを数棟〜数十棟建て、
一棟数億円で売り、ディベロッパーは
解散するのが常套手段。
(問題が起こればあとのフォローは行政が…)
別荘として買う方もいますが、
投資目的や資産分散目的も多いです。
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そして、原生林を切りひらいて
宅地にしていくので、
上下水道などのインフラ整備は
倶知安町が背負うことに。
数億円規模の支出は
小さな町の財政を圧迫します。
今回ご案内いただいた田中さんは、
止まらない開発の中、行政が
どうコントロールしていくのか。
また財源をどう確保していくのかなど、
議員として政策提言しながら
長年取り組んで来られた方です。
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そもそも、外国資本による土地買収を
規制する法律がない日本。
呆れるほど安全保障上緩すぎるのですが、
今の政治構造を変えない限り
法律すらできないでしょう。
むしろ外国資本が入ってくることを
喜ぶ風潮すらあるのが現状です。
現実のニセコは、元々いた住民が
置いてきぼりになり、爆上がりした
土地や物価についていけない状態に。
先人が守ってきた土地や自然環境は
好き放題されているのが現状です。
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国のトップが「日本に投資を!」と、
我が国をバーゲンセール状態で
次々と売り渡してしまっている今の日本。
30年間全く経済成長することができなかった
その政治責任を放棄し、
今度は外国資本頼みの経済活性化で、
自国民は潤わないこの現状を
みなさんはどう思われますか?
私はこのような政治を許してきた
そして政治に無関心だった
私たち国民にも責任があると思っています。
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