2025/3/13
県立高校の存続は 特に過疎地域の死活問題でもあります。
「地方創生」と言いながら 地方の公立高校がなくなってしまえば 益々、消滅可能性都市に近づく危機感が 国会にはないのでしょうか?
一律に高校無償化を行えば 施設が充実した私学に生徒が集まるのは 火を見るより明らかです。
票のためか、人気取りかわかりませんが… 安直な無償化は拙速! もっと国民的議論が必要ではないですか?
【安達悠司氏/弁護士/参政党創憲チーム責任者】の投稿より
高校無償化の問題点 高校無償化、と聞くと、良いことのように聞こえますが、実は重大な問題があることが分かってきました。
それは、現行の制度のまま所得制限のない高校無償化を進めた場合、(学費の高い私学に集中し)公立離れが起き、公立高校の質が低下する、という問題です。その結果、全体として教育の質の低下が起きたり、外国人を入れてでも定員を確保しようとする動きが起きてしまうことが懸念されます。
現に、高校無償化を先行している大阪府では、大阪の名門と呼ばれる寝屋川高校でも、定員割れが起きてしまい、教育関係者に衝撃が広がっています。
私学無償化の衝撃、大阪の公立高校の約半数が倍率1倍以下に 人気校の寝屋川、八尾も(産経ニュース)
「異常事態です」大阪公立2番手校で、まさかの倍率1倍割れ 寝屋川ショックに広がる波紋(産経ニュース)
無償化するなら、公立と私立の間で条件をそろえなければ不公平だという意見もあります。
私立に自由度がある代わりに、学費負担があるということで、公立と私立のバランスが保たれてきたのに、 入試科目の数や、予算の使い方の制約など条件が異なるまま、私立の学費を無償化してしまうと、 ますます公立離れが進み、私立は学費の値上げをしても給付を受ることができ、全体が最適化されません。
これでは、せっかく長年にわたって培ってきた公立高校の教育インフラを、自ら破壊しているようなものです。
公立・私立を含めた教育の制度設計から行わなければ、安易な「高校民営化」として批判を免れません。
高校無償化で「公立・私立のバランスが崩壊」 格差拡大の懸念も(毎日新聞ウェブサイト)
さらに、わざわざ海外から外国人を招いてでも定員割れを防ごうという動きが起きてくる可能性があります。
それは国民のための予算の使い道として、間違っています。
高校無償化を行うなら、現行のままではなく、公立と私立の条件、制度設計から見直さなければならないと思います。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>高井 ちとせ (タカイ チトセ)>【高校無償化の問題点】