2025/12/15
及川幸久氏主催の「The CORE Forum」今年も行ってまいりました。

ゲストスピーカーはミアシャイマー氏。「攻撃的現実主義(Offensive Realism)」という国際関係論の理論を提唱している方です。
自分なりの理解で例えると:
・ジャイアンはのび太に喧嘩を売れる(ジャイアンのほうが強いから)
・のび太はジャイアンに喧嘩を売れない(のび太のほうが弱いから)
・でも「何かあってもジャイアンより強い僕の味方がいる」とのび太が思うなら、ジャイアンに対して毅然とした態度を取れる。
しかしミアシャイマー教授は
・あなたを誰も助けに来てくれない(同盟ではなくて力のバランス)
・存続するためには自分が強くならなければいけない。
と説きます。これがリアリズム(現実をありのままに直視する)の考え方です。
第二次世界大戦後、世界はすぐに冷戦状態に陥りました。そしてソビエト連邦崩壊(1991)まで世界は米ソ二強の時代が続きました。
ソ連崩壊後、最近まで(2017)アメリカ一強の時代が続きました。この間、様々な地域紛争にアメリカは関与していましたが、東アジアは比較的平和に過ごしてきました。
しかし、この間に東アジアでは地殻変動が静かに進行していました。
です。
ソ連崩壊後、大国から見る日本の立ち位置は明らかに変わったようです。この期間は「日本の失われた30年」と合致します。つまり、それまでソ連の緩衝材として強い日本が必要だったわけですが、強くなりすぎた日本は、冷戦後は様々な政策で少しずつその力を弱められてきたと言えます。自由貿易、規制緩和、民営化、規制緩和(国を守れないゆるゆるの決まり)などのコンビネーションで、我が国はじわじわと侵食され、削り取られています。
同時に中国の扱いにも大きな変化がありました。中国は2001年に途上国のステータスでWTO(世界貿易機構)に仲間入りしました。冷戦が終わり、中ソの関係を切らせようとしたのです。経済的な恩恵を与えることで、中国は共産的なイデオロギーから脱却し、民主主義的な国家になるだろう、そしてこちら側に取り込むことで強力な同盟を結べるだろうという目論見の元です。
中国は、途上国としての優遇措置を受けながら、目覚ましい経済成長を遂げ、日本やアメリカはもちろんのこと、市場を欧州やアフリカにまで広げつつ、もはや中国に頼らなければ自国の産業が成り立たないような状態にまで、海外諸国は中国の供給に深く依存するようになりました。
それを許したのは紛れもないアメリカと日本。「2001年当初から警告していたのに誰も耳を貸してくれなかった」と教授は語ります。
【アメリカは助けに来てくれるのか?】
中国は軽視することのできない巨大な国家となりました。
これからは中国&同盟国 VS. 日米&同盟国の緊張関係が東アジアを舞台として繰り広げられる、東アジアが世界の舞台となる、と教授。
「賢い政策と超幸運でなければ、戦争は避けられない」とまで明言されました。
過去何十年に亘り教授が予言してきたことが全て命中していたことを考えると、背筋が凍る思いでした。もはや幻想や期待の中に逃避する時間はない、今こそ現実を直視しなければ、と改めて思いました。
【日本は何をすれば良いのか?】
1)「アメリカが助けに来てくれるだろう」という幻想から目を覚ます。
従米でなく、連携を取りつつも他人任せでない、自立した防衛構想が必要です。東アジアが戦いの舞台なら、アメリカは10000km以上戦場から離れています。中国の海軍や軍事技術は凄まじい速さで発展しているのに加え、米国はロジスティクス的にも圧倒的に不利です。
伊藤貫先生が言っておられましたが、「東アジアの安定のために、日本を経済的にもっと独立させた方がいいんじゃないか」という議論が若手共和党議員の間ではあるとのこと。今こそ、強い日本を取り戻すために交渉する絶好のチャンスです!
2)強い日本を取り戻す
日本を強くしていくために、ミアシャイマー氏と神谷氏のディスカッションの中で
1)人口増加
2)経済成長
3)愛国者教育
の3つが挙げられ、5時間に亘るイベントは幕を閉じました。
非常に多くの新しい情報と気づきがある、有益なイベントでした。
私たちは幻想と希望的観測に浸っている余裕は全くない。
この現状をなるべく多くの国民と共有し、
この美しい日本を何としても守り抜くために
参政党はますます大きくならなければと決意を新たにしました。
仲間と共に♡。
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ローレンス アヤコ/55歳/女
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