2024/3/26
先週と昨日の卒業式の涙で、
おそらく私の体の水分のほとんどが
入れ替わったと思います。
昨日、末っ子が卒業したので、
私にとっての18年間の小学生の保護者生活が終わりました。
(雨は、たぶん、私のせいです)
子どもが3人いても、生活も卒業式も、いわゆる普通ではなかったわけで…
小学校の卒業式
1度目は欠席。
震災直後、私は身重、(旦那さんの勧めで)私と子どもたちとで京都に帰省(避難)し、そこで親子で新型インフルに罹り、東京に戻れませんでした。
2度目は、特別支援学級。
3度目は、学校に行きたくても行けない状態が長く続いた我が子の、あどけないシニカルな、不思議な笑顔を見ながら…来賓席ではなく保護者席で出席。親子で小さく存在していました。
私としては、
いわゆる普通な卒業式も経験したかったな…って、思うわけです。
3度目の卒業式の朝、起きて準備しながら末っ子がポツポツ話してくれました。
「きっと、卒業する人の中で、いま一番後悔しているのは私だと思う」
「先週(久しぶりに昼間に登校した、最後の給食の日)に、あと2日で学校が最後なんだなって気がついて、後悔してるの」
「もっと学校に行っておけば良かった。でも、行かなかったことは後悔してない。」
「クラスで陰キャは私ひとりだと思う。」
「もちろん、ほかのクラスに陰キャいると思し、私みたいな人が世の中にいるのは知ってる。」
私は、
この記事を読ませてみようと思ったので、プリントアウトして少しだけ内容を伝え始め…
(あのとき、「普通」になりたかった 不登校だった官僚が伝えたいこと)https://www.asahi.com/articles/ASR8S558SR8PUTIL02C.html
でも、
末っ子の言葉を聴いていたら
ああ、これは違うんだな、
この記事と似た気持ちを持っていたのは、どちらかといえば長女のほう。
末っ子は、
私が、想像もできていない、末っ子だけの気持ちがあるんだ。
末っ子の6年間のうち
ほとんどいつも、私は付き添い登校をしていたし、
家でも、いつも話を聴いていたけれど
だからと言って
私は、末っ子の何を知っていたというのだろうか。
…そう気がつきました。
卒業式の門出おくりには、
長女と長男も駆けつけて
大切な妹の姿を撮ってくれていました。
卒業式から帰る道
長女の気持ちと末っ子の気持ちを
ずっとずっと聴いて
ただただ受けとめて
この無力な私だけれど
それでも
この世で私がやるべきことを、
こうして日々直接に子どもたちに教えてもらえることが
ありがたいのです。
さて、今朝遅く起きてきた末っ子と
これを改めて視聴しました。
https://youtu.be/PRJoAPH0ZGo?si=UtGMHCX9eJBIvL0W
曲の途中で
「どうしてこれを見せたの?」
と言いながら、鼻をかんでた末っ子は
曲が終わって、そそくさと自分の部屋にこもり
栄光の架橋をリコーダーで吹いています。
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ホーム>政党・政治家>鈴木 ちづる (スズキ チヅル)>私にとっての18年間の小学生の保護者生活が終わりました。