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「私が中学校長になったら」維新塾課題レポートより

2023/4/21

私の政策や、私のことを知ってもらうには、これかなと思いまして

維新塾にて書いたレポートの一つの内容を、ここでシェアしておきますね。

 

 

私が中学校長になったら、特別支援のノウハウを使います。

理由となる経験をまずお話します。

私の三人の子どものうち、上二人には発達障害と知的障害があります。そのため、杉並区立の特別支援学級と、通級(情緒)のある中学校の通常の学級にそれぞれ通っていました。

特別な支援方法を理解している担任のおかげで、二人はそれぞれ卒業の時点で、「社会の中で生きる」「自分の良さを大切にする」という意味で、定型発達の生徒たちよりもむしろ「自立」でき、中学校生活での成長を実感しています。私自身も、保護者の関わり方という面で、この観点がとても役に立つことを知りました。

具体的にICTの活用を例に挙げます。

知的や学習障害があったり、体の機能的に筆圧のコントロールが難しいなどの場合には、タブレット等は相性が良く、発達障害や、感覚過敏などで心が繊細な子どもには、人間が対応するよりも、適切な対応をしてくれるAIの方が、「間違えても怒られたり、消せないバツをつけられて凹むことがない」し、「必要以上に褒められて、いつもと違う状況に気持ち悪くなることもない」ので、生徒は学習そのものに注力ができるからです。

これを通常の学級のすべての生徒に応用すれば、個別最適化した学習ができると考えます。

ただし、丁寧な前準備は必要です。

ここで活用するのが特別支援の「個別指導計画」というもの、これは生徒の現状を把握し、長期・短期の目標を担任と保護者が考えるのものです。これを通常の学級で活用していきます。

特別支援と少し違うのは、相談の際にまず最初に生徒本人が「どうしたいか」「どうすれば目標達成できるか」を決める、そして担任と保護者は、あくまで支援だけをする、ということです。生徒は自分で決めて作った計画なので、やらされてる感が無く、達成できれば自信につながります。できなくても、計画作成に立ち戻って支援を受けつつ、考えれば良いのです。

具体的な例をもう一つ。

「運動会」で、どんなスローガンを立てるかという課題に取り組んだある例を参考にします。よくある運動会のイメージで、生徒たちから出てくるのは大抵、「力を合わせて頑張ろう」「全力を出しきろう!」「必勝!」などの意見になりがちです。ただ、これだと必ずと言っていいほど、取り残される生徒がでてきます。

私の子どもたちのように、多数の人の集まりの中では、周りのペースに合わせることができない、「全力」がどんな状態かを理解することができない、ダンスは好きだけど、かけっこは勝てず、玉入れも届かなくて・・・だから、運動会はあまり楽しくない行事だと感じている生徒がいるのです。

ではどんなスローガンを立てて、どんな工夫をすれば良いか。

私の答えは、例えば「運動会を楽しもう」です。

方向だけを決めて、できるだけ大きな枠で目標を設定します。これならば、競技だけではなく、表現のダンスや、運動会の運営や広報、当日のアナウンスなどのスタッフとして活躍できれば、かけっこに負けても「運動会を楽しめる」。目標達成ができます。

個別最適化した学びと子どもたちの「自立」のためのノウハウは既にあって、予算がなくても工夫できるところから、やっていきたいと考えています。

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著者

鈴木 ちづる

鈴木 ちづる

選挙 杉並区議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 5,167 票
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