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安河内 あつろう ブログ

【地方議会】定員は減るのに、議員不足は進む

2024/2/6

2022年4月に当選させていただいた際にも話題に上がっていた「議員のなり手不足」について、今もなお深刻な状況が続いていることがわかりました。

※引用ア:地方議会、止まらぬ空洞化:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78220590U4A200C2MM8000/

 

Z世代であり現職議員の私から見て、3点指摘させていただきます。

 

二元代表制の発展途上

同記事によると、自治体トップによる議会を経ずに行われる決定(専決処分)が増加していることが明らかになりました。

※引用ア

本来、二元代表制では、自治体のトップ(市長、町長、村長、知事)と議会はそれぞれ住民の選挙によって選ばれており、「議会軽視」は民意を無視することに他なりません。そのため専決処分は一時期問題視され、2012年に法改正が行われて減少した経緯があります。地方議会の議員は本来「野党」の立場にあり、首長側に「与党」という概念は存在しません。しかし、議会が多数決で動くため、最大会派が力を持ち、首長はしばしば最大会派に歩み寄る傾向にあります。これが過度になると、首長のサポートなしには行動が制限される議員や会派が生まれる恐れがあります。一方、安芸高田市の議会が話題になり優秀な市長が評価されましたが、議会はかなり問題視されました。これからは議会の精度を上げていき、二元代表制を次のステップへ押し上げる必要があります。そのためには、市民の皆さんの地元議会への鋭い視線が必要です。

 

オリンピック並みの総合格闘技

議員の仕事は4年に1度の選挙で評価されるという意味で、明確な職務内容がなく、幅広い活動が求められます。

私が考える議員の仕事は大きく3つあり「議会活動」「政治活動」「後援会活動」に分けられます。

「議会活動」は議場などで行われる本会議や委員会の本番や、その準備である調査・研究や話し合いなどの活動です。

「政治活動」はとても幅広く、社会を良くしようと地域の活動からボランティア・ソーシャルビジネスまで、政治家によって人それぞれの活動です。活動量も活動費用も人それぞれです。また市民から様々な質問やご意見・ご指摘を受けるため、幅広い知識を取得するため大量の書籍や資料を頭に叩き込む時間も必要になってきます。

「後援会活動」に関しては、選挙の際に「選挙に行って下さい」と直接ハガキが出すときに、後援会という政治団体で管理されている名簿に送るというルールがあるため、その名簿を増やす活動です。

これらの活動には、幅広い知識と精神力が必要です。しかし、評価は選挙時のみであり、中間評価がなく、自己評価に頼ることが多く、精神的に続けにくい側面があります。

 

根拠の見えない“ヨイショ”

当選後、周囲の接し方が変わり、「議員」のイメージが強く先行しています。しかし、議員の実際の職務内容は多くの人に理解されておらず、議員の忙しさのイメージだけが強調されがちです。このため、効率的に活動するため、議員本人も選挙に関わる活動にのみ力を入れがちですが、これはインセンティブ制度の導入などの働き方の改善が必要だと考えます。

 

「答えがなく」「コスパが悪い」働き方はZ世代には受け入れにくいかもしれませんが、高齢化が進む議会では若手の補充が急務です。私は、若い世代に議員経験をしてもらいたいと考えています。政治家としての経験は、見識や人脈を広げ、自分を探す機会を提供し、ルールを作る過程に携わることができます。
 

まず、「〇〇議会の〇〇議員です」と名乗るだけで、多くの企業や団体、行政機関が話を聞いてくれます。これにより、市民の問題を解決する機会や経験が増え、それに伴い人脈も広がります。

 

次に議員としての活動を通じて、自分自身と向き合う時間が増え、「自分が市民のために何を実現したいのか」「それは本当に自分が望んでいることなのか」など、自分を探す時間が増えます。

 

さらに若いうちに政治家としての経験をすることは、様々な視点から物事を見る力を養う絶好の機会です。先輩議員の発言から学べることも多く、起業家として同じ経験をすることも可能ですが、全市民の責任を負うという点で、議員としての経験は特別なものになります。

 

以上の3点を踏まえて、Z世代の皆さんには、若いうちに議員になることを考えてみてほしいと思います。私は政治家として人生を全うする所存ですが、世の中は転職が当たり前の時代です。途中で違う道を選んだとしても、政治家としての挑戦も価値のある経験になるでしょう。
 

Z世代の政治参加を促すために、私も今後の活動を続けていきます。

ご指導やご指摘をいただけますと幸いです。

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著者

安河内 あつろう

安河内 あつろう

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肩書 生活環境委員会,株式会社学生発電所 代表取締役,九州大学 科学技術イノベーション政策人材育成プログラム 科目等履修生
党派・会派 無所属
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