2025/6/16
見附市では、令和8年度から始まる「第6次総合計画」の策定に向けて、市民の声を取り入れる「みらいを語るふれあい懇談会」を5回設定して今回は第3回が開催されました。
5月31日に開催されたテーマ3の懇談会では、「子育てのみらいを考える」をテーマに、地域の課題と魅力、そして未来への提案が活発に話し合われました。
参加者は、付箋ワークを通じて「満足度」と「影響範囲」の2軸で意見をマッピング。
普段は見えにくい子育て支援の“すき間”や、子どもの環境に関する地域格差など、率直な声が可視化されました。
グループワーク前半の中では、様々な意見が出されました。私がまわっている中で気になったものをいくつか紹介します。
①:子どもの“居場所”が足りない
•小学4年生以上になると、学童保育の対象外に
•夏休み・放課後に過ごす場所がなく、家庭にこもりがちに
•通学・通塾の手段が限られ、遠方からの参加を諦める子も
特に市街地から離れた地域では、バスが通っていない、歩くにも不安があるなどの声が上がり、「コミュニティミニバス」などスポット的な移動支援の必要性が必要ではないかと提案がありました。
②:教育・学校を地域で支えるには?
•学校によってボランティアの数や活動が違う
•教員の負担軽減のためにも、地域の関わりがカギ
•保護者だけに頼らず、地域高齢者や企業の関与を促す必要性
こうした声を受け、学校運営協議会の機能強化や、全市的な「教育ボランティア募集システム」の創設などの新しい発想の意見が出ました。
③:情報発信と交流の工夫を
•子育て支援が充実しているのに知られていない
•婚活や定住支援もあるが、ターゲットに届いていない
•SNSをもっと活用すれば若者にも伝わるのでは
実際、参加者からは「#見附市」の活用や、インスタ・TikTokを通じた発信に期待する声が多数ありました。市外から見附を選ぶきっかけづくりには、共感と発見を生む“ストーリー”が必要のようです。
グループワーク後半では、個人・地域や企業・行政がそれぞれできることを考え、意見集約をしていきました。その中では下記のような意見が出されました。
◉ 個人としてできること
•子どもたちへの日常的な挨拶・見守りの継続
•近所の保護者同士で送迎を分担する仕組みづくり(休み中の「交代保育」的発想)
•情報に関心を持ち、自らイベントや支援にアクセスする姿勢
◉ 地域・企業としてできること
•「子育てしやすい職場環境」をつくるため、時間単位の休暇制度の整備・実施
•コミュニティを活かした子ども・保護者向けイベントの継続的開催
•子ども会や地域行事の再編(少子化に対応した合併・連携)
•学校運営協議会などを拠点としたボランティア募集と支援
◉ 行政に求められること
•放課後の居場所として既存施設の有効活用と新たな拠点整備
•学区ごとの対応から市全体としての横断的支援ネットワーク(学校ボランティア登録制度など)
•SNSを活用した積極的な情報発信と、若者向けプロモーションの強化
•産婦人科・小児科など医療機関整備の支援(または近隣医療圏との連携強化)
後半のグループワークを通して、参加者の多くが「市民として自分たちにもできることがある」という主体的な取り組みができると理解できたと思います。
一方で、公共交通や教育インフラなど、個人や地域では対応できない部分については、行政の積極的な支援が求められています。
人口減少・財源制約という現実の中で、「一体感」「共助」「自立した地域づくり」というキーワードが繰り返され、見附市の将来を皆で創り上げていく必要性が共有されました。
今回の懇談会でも印象的だったのは、「行政任せではなく、自分たちでまちをつくっていきたい」という前向きな姿勢に変わっていく参加者の皆さん意識でした。
人口減少が進む中で、すべてを制度やマンパワーで解決するのは難しい時代です。
だからこそ、「自分にできること」「地域や企業でできること」「行政に求めること」を整理し、連携して動くことが求められています。
今回の議論内容や7月に行われる懇談会は、「第6次総合計画」の骨子に活用され、今後のまちづくりの方針に反映されていきます。
市民が主役となるまちづくり。
その一歩が、懇談会から始まっています。
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