2022/2/26
ロシアの軍事侵攻でウクライナ側の死者57人に
恐れていた事態が起こりました。日本のテレビ新聞の報道は、ロシアが一方的に悪いというほとんど欧米からの見方です。攻撃しているだけではなにも解決しません。歴史的な観点から日本のとるべき指針を考えていきたいと思います。
■ウクライナはどんな国?
ウクライナは元々ソ連邦の一部であり、首都キエフは元々ロシアの首都でした。ロシアの南、黒海の沿岸に位置し、大変良い肥沃な大地で穀物がよく穫れる地域で様々な民族に侵入されています。
1400年代にモンゴルが攻めてきて虐殺され、モンゴルの人が住みつき韃靼という非常に特徴のある文化ができました。第二次世界大戦ではナチスがスターリングラードを目指してここを通過しましたので、またここでも大きな被害を受けます。
紀元前2000年ぐらい前にはアーリア人が遊牧民として住んでいました。インドアーリア語族といって言語としてはインドの北方からの民族です。中央アジアやイランに広がり、虐殺を繰り返しながら東欧やロシアまで拡散した極めて戦闘的な民族です。
ソ連時代には、ウクライナは原子爆弾や水素爆弾も非常に大量に持ってたのですが、ソ連崩壊とともに核武装はもうやめるということで、ロシアに返し、実質平和国家ということになりました。
■孤立するロシア〜NATO VS ロシア〜
NATO(北大西洋条約機構)は元々、ソビエトと対抗するワルシャワ条約機構軍という共産主義国の軍隊と対抗するために作られたものですが、共産主義勢力がいなくなってからは縮小していくのが本来ですが、ウクライナに多く残る戦闘的なアーリア人のために当分残した経緯もあります。
冷戦期にソビエト社会主義共和国連邦と東欧で結成した軍事同盟、ワルシャワ条約機構軍の中にウクライナベラルーシの外側の西側にあるポーランドやルーマニア、ブルガリなどの共産主義の国が入っていましたが、現在ではそれに対抗するNATOが拡大して元はワルシャワ機構だったポーランドやルーマニアやトルコまでが入った巨大勢力図ができあがっています。なのでロシアは現在NATO軍に取り囲まれてるような状態になっているのです。こうした四面楚歌の中、西半分はウクライナ、東半分はロシアというウクライナのNATO加盟に反対した警戒からの侵入の経緯が伺えます。
■「人間本来の戦争」をウクライナから取り戻そう
人間本来の戦争でなくなったのは1937年のスペインのゲルニカで起こったゲルニカ爆撃からです。それまでは戦争はゲームでした。ワーテルローや関ヶ原という戦場を決めて、志願した軍人同士が民間を巻き込むことなく、正義のために戦う。ギリシャローマ時代からそういうルールでした。一般民衆が巻き込まれて悲惨な戦争になったのは1937年から45年までのわずか8年間だけなのです。アメリカ、中国、ドイツあたりの戦争で、本来の戦争の意味が変わりました。
■日本のとるべき指針
日本は平和国家として、決して1937年から1945年までの民間を巻き込んで虐殺する形の戦争には反対しなくてはなりません。例えば原爆や大量な爆撃機による襲撃は断固反対です。それは人類に対する挑戦です。もしやるのであれば、戦時裁判、戦後裁判をして「指令した司令官もしくは政治家を国際的な裁判所によって処罰されるべきである」と声高らかに言うべきです。原爆で大きな被害を受けた日本の戦争を憎む日本の姿勢を示すべきです。国際上紛争が起こることは避けられません。けれど、戦争は海の上からや人間のいない土地でやる。そう制限を設けることでかなり平和に近づくと私はそう思います。
具体的な政策を出し、具体的に言葉に出して言っていくことが必要です。賛同いただける方は、「ウクライナから人間本来の戦争に戻す」と、声を上げていただきたいと私は思います。
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