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COP27閉幕。~世界のスタンダードとして定着している⁉「環境正義」⁉「気候正義」⁉「カネで解決」⁉

2022/11/24

●エジプトの都市シャルムエルシェイクで開催された国連の気候変動対策の会議「COP27」が2022年11月20日に閉幕しました。

●「COP」とは:1992年に採択された国際条約である「気候変動枠組条約」の「締約国会議」のことです。「気候変動枠組条約」には、現在198の国と地域が参加していて、1995年以降、毎年のように「COP」を開いて協議し気候変動への取り組み進めてきました。1997年の京都で行われた「COP3」で、先進国に温室効果ガスの削減を義務づける「京都議定書」を採択、2015年にフランスのパリでの「COP21」では、発展途上国を含むすべての国が削減に取り組むことを定めた「パリ協定」を採択しました。

●COP27 会議結果の概要 click➡国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27) 結果概要|外務省 (mofa.go.jp)

●国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)の結果概要。
 気候変動対策の各分野における取組の強化を求めるCOP27全体決定「シャルム・エル・シェイク実施計画」、2030年までの緩和の野心と実施を向上するための「緩和作業計画」が採択された。

  加えて、ロス&ダメージ(気候変動の悪影響に伴う損失と損害)支援のための措置を講じること及びその一環としてロス&ダメージ基金(仮称)を設置することを決定するとともに、この資金面での措置(基金を含む)の運用化に関してCOP28に向けて勧告を作成するため、移行委員会の設置が決定された。

気候変動被害に新基金設立 成果文書を採択 COP27閉幕 | nippon.com

●最大の焦点となっていた気候変動による被害「損失と損害」に特化した資金支援について、特にぜい弱な途上国などを対象に新たな基金を創設することが決まりました。
(具体的な内容は来年のCOP28で検討するとしていて、国際金融機関や民間など幅広い資金源を活用することや既存の支援と連携し、補完することを目指すとしています。)
●基金の創設は、干ばつや洪水などの被害を受けてきた途上国側が長年求めてきたもので、さらなる経済的な負担を懸念して慎重な姿勢を続けてきた先進国側が歩み寄った形となりました。

●成果文書に世界の平均気温の上昇を1.5度までに抑える努力を追求するとしたCOP26の合意の内容が改めて盛り込み、その重要性を強調しました。
(各国が温室効果ガスの排出量を削減する努力を高めることが緊急に欠かせないとし、必要に応じて2030年までの削減目標を再検討し強化するとしていて、深刻さを増す気候変動への対策に各国が一致して取り組むことを求めています。)

●長期間、大量の温室効果ガスを排出してきた先進国の「歴史的な責任」。そして、被害を受けるのは貧しい途上国の住民や次世代の人々だという不公平をなくす「気候正義」、広く「環境正義」の考え方によるものと言えると思います。
(次世代の代表とも言えるスウェーデンのグレタ・トゥンベリさんはCOP27への出席を見送り、会議がうわべだけの温暖化対策を訴える機会になっていると批判、先進国には、削減目標引き上げと、実効性のある途上国支援策によって正義を実現し責任を果たす義務がある、としています。)

●言ってしまうと「気候正義」にしても「環境正義」にしても、「カネで解決・・・」という方法を取らざるを得ないといった状況で、こぞって「2050年にカーボンニュートラルを実現します‼」と宣言しても、エネルギー確保において例えば「原子力」が既に大きく動いているワケです。そうなりますと、やはり「カネで解決・・・」という事態に至ることが容易に推察できます。)

●それでは、どうすればよいのか?「再エネ」「水素発電」「アンモニア発電」「SAF(バイオ燃料)」・・・どれも現実味に乏しいように思えてなりません。(スウェーデンのグレタ・トゥンベリさんに返す言葉が見当たりませんが、実際のところ答えを見出すことは誰にもできないと思います。今あるエネルギーは、今以上に在ることを前提にしないと人類の生命が危ぶまれますから・・・)

期待される電気エネルギーの可能性 エネルギー問題の現状と課題 ...

特集 環境問題と社会的ジレンマ

グレタ・トゥーンベリさんによる #COP24 でのスピーチ - YouTube

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 ●「環境正義」(Environmental Justice)

1980年代のアメリカにおいて、貧困層や黒人系などのマイノリティが住む地域の多くが、環境公害による健康被害を受けやすい状況にあるという「環境レイシズム(環境汚染の原因となるモノが、社会的・民族的なマイノリティの人々の住む地に集中しやすいことを批判するといった考え方)」に対抗する社会運動のなかで生まれた言葉です。

裕福な人々は治安の良い地域で質の高い生活を送ることができる一方で、ネイティブアメリカンの保留地域で積極的に放射性物質の開発が行われたり、貧しい黒人コミュニティの住む地域にばかりゴミ処理施設や有害な化学工場が集中するといった現象が生じています。社会的な弱者が、環境汚染の被害者にもなりやすい、という環境問題と社会的な正義が結びついたものだと言えます。)

 ● 環境正義の概要が解説されています。click➡「差別、格差、貧困の問題と、環境の問題は繋がっている」Meiji.net インフォメーション vol.271|学校法人明治大学広報課のプレスリリース (atpress.ne.jp)

 ● 環境レイシズムの実例などが紹介されています。click➡「環境レイシズム」とは マイノリティにもたらす差別の現状と世界の事例

環境正義 - 株式会社 勁草書房

 

 ●「気候正義」(Climate Justice)

気候変動に対する負担や利益を公平に共有しようとする人権的な視点からの考え方で、背景には、先進国に暮らす人々が、化石燃料を大量に消費したことで引き起こされた気候変動への影響が、あまり使用していなかった途上国の人々へ被害を被っている現状を表した言葉です。

(2010年代から、気候変動は、国際的な人権問題であるという認識が広がり、世界中で環境正義を求める社会的運動が行われました。2021年開催の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、気候正義という言葉が頻繁に登場しています。世界では、気候変動を単なる「地球温暖化」と捉えるのではなく、気候正義と捉えることが一般的になりつつあります。)

 ● 気候正義の概要が解説されています。click➡気候正義とは?生まれた背景や環境正義との違い、具体的な運動を解説 (cococolor-earth.com)

Climate Justice(気候正義)とは | 国際環境NGO FoE Japan

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著者

三原 義之

三原 義之

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肩書 介護福祉士。社会福祉士国家試験受験予定。元大手生命保険会社/大手産業廃棄物処理会社の企画職。第一種衛生管理者。宅地建物取引士。ガイドヘルパー。甲種防火管理者。
党派・会派 無所属
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