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三原 義之 ブログ

ソーシャルワークの変遷とジェネラリスト・ソーシャルワークの成立~社会福祉士国家試験の学習ノートです。

2022/8/1

●COS活動は米国でケースワークとして発展した。

●リッチモンドは友愛訪問を最重要役割としケースワーカーが共通に所有可能な知識・方法を確立すべく1917年に「社会診断」を著した。さらに「ソーシャル・ケースワークとは何か」を執筆、友愛訪問から脱却し支援の科学的な枠組みを体系化し慈善事業から専門職業へ向かう時代が醸成されることになった。

●医療では1905年に病院での医師とソーシャルワーカーの協力という医療ソーシャルワークが広がり、1913年にはスクールソーシャルワークが生まれた。

●ソーシャルワークの細分化・専門化が進む中、教育の専門職化が求められ、一つの専門職としてまとまりを求める動きも出て1923年のミルフォード会議でケースワークを巡る基本的な事柄が広範囲に体系化され、現在にも通じるソーシャルワークの普遍的な骨格が示された。

●1920年代に診断主義ケースワーク、1930年代に機能主義ケースワークが形成された。(ソーシャルグループワーク、コミュニティオーガニゼーションにも専門化の兆しが出現)

●診断主義はフロイトの精神分析の流れを組み「援助者が利用者に働きかける過程」とし、機能主義はクライエントの成長・問題解決力を支援するという「利用者が援助者に働きかける過程」とした。

●両派は激しく対立したが1950年に至りケースワークの過度な専門化・細分化の進展が問題視され「リッチモンドに帰れ」と再統合に向かい1955年に全米ソーシャルワーカー協会が設立された。

●イギリスで「ベヴァリッジ報告」により「ゆりかごから墓場まで」という福祉国家の構想が明らかにされ、米国では1957年パールマン「ソーシャル・ケースワーク―問題解決の過程」の中でケースワークの仕事を「人々が社会的に機能する間に起る問題をより効果的に解決することを助けるために福祉機関によって用いられる過程である」と定義し、それが問題解決アプローチとして発展していく。

●1964年に「ケースワーク―心理社会療法」により心理社会的アプローチが提唱され、1970年「ソーシャル・ケースワークの理論」によりジェネラルアプローチとして「心理社会的アプローチ」「機能主義的アプローチ」「問題解決アプローチ」「行動変容アプローチ」を取り上げ、多様化・複雑化する生活問題に対応して広がった。

●1970年バートレットは「ソーシャルワーク実践の共通基盤」により単独の理論化にとどまらず、グループワーク・コミュニティオーガニゼーションとの関連におき、一次的な対象が異なりつつも共通基盤を明らかにした。 

●人・環境・相互作用の三側面に働きかけるソーシャルワークの独自性が明らかになると、システム論や生態学(エコロジー)に基づく在り方が考えられ始め、診断主義学派の医学的なクライエントの捉え方、医学モデルによる援助から社会環境とそこに存在する人との相互作用から問題が発生すると考えられるような、全体性を捉える生活モデル(ライフモデル)への転換の時代となり、やがてエコロジカル・ソーシャルワークへと発展し、その後のジェネラリスト・ソーシャルワークの形成に強い影響を与えることになる。(以上)

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三原 義之

三原 義之

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肩書 *デイサービスの現役の介護職。介護福祉士。元大手金融機関/大手産業廃棄物処理会社の企画マン。働きながら学ぶ専門学校の学生。
党派・会派 無所属
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