金井たかしの「江戸川区情報」（筆者金井たかし（高志）のプロフィールを見る）江戸川区議会議員・弁護士

先日、江戸川区北葛西地区の町会・自治会の会長さんから町会・自治会の役員の後継者不足の問題についてご連絡がありました。

町会・自治会への加入促進のための対策が必要であることに加えて、役員の後継者になってくれる方々を増やすための対策のお話しをいただきました。今回、このことについて書いておきたいと思います。

私は、江戸川区の町会・自治会の現状について問題意識を持っています。そのため、過去にいくつかのブログを書いています。２０２２年5月22日「江戸川区の町会・自治会の災害時の役割」、5月25日「江戸川区の町会等に関する世論調査結果」、5月29日「江戸川区での町会・自治会への勧誘活動」、5月31日「江戸川区における『自治会加入促進条例』」、6月2日「町会・自治会への加入促進条例の具体的条項」を書いています。

上のブログを踏まえて、町会・自治会の役員の後継者不足の問題解決の施策を考えてみたいと思います。

ご連絡をいただいた町会・自治会の会長さんから「子ども会の活動には親子での参加が多く見られます。その親世代の人達を青年会で受け入れれば、町会・自治会の役員候補になりえます。それぞれの世代に合わせた活動をすることで、町会・自治会の維持に繋がると思います。」というご意見をいただきました。

また、他の町会・自治会の会長さんとのお話では、会長にいろいろな行事への出席の負担を掛けてしまうと会長の負担が大きすぎるので、副会長を複数選任して、会長が都合のつかない行事へは副会長が交代で参加するなどの協力体制を作ることが考えられます、ということを伺いました。

他に、町会・自治会に参加することが難しいと考えている会社員の方々も、現在は在宅勤務やフレックス制による勤務時間の調整ができるような社会になってきていて、町会・自治会の夜の早い時間からの役員の会合にも出ることができる社会環境が整っているということから、普通の会社員の方々でも町会・自治会に参加するお気持ちがあれば、参加できる状況になってきているということの説明をしていくことも考えられます。

江戸川区役所の町会・自治会の担当部署と話すと、従前から町会・自治会の加入促進の重要性を理解していて、また、今回、特に、子ども会や青年会に参加してもらうことの重要性について理解をしてもいました。

担当部署として、「町会・自治会での子ども会や青年会の活動促進のため、ご依頼があれば積極的にお手伝いをします。」ということで、例えば、江戸川区の町会・自治会での子ども会の活性化のための活動例の紹介、また、子ども会や青年会の活性化のためのチラシの作成・印刷のサポートなどをしてくれるということです。

私の住んでいるマンションには小学生のお子さんがいる家庭が多くあり、他にもお子さんのいる家庭の多いマンションもあると思います。マンションの少ない戸数では子ども向けのイベントの実施は難しいことから、町会・子ども会に加入することで、マンションの子ども達が町会・子ども会のイベントに参加できるようにすることがよいと思うのですが、なかなか町会・自治会への加入のハードルが高いようです。

町会・自治会への加入促進の活動に関して、また役員後継者不足対策などに関して、子ども会への参加促進のための活動のため江戸川区役所の担当部署と一緒に努力をしていきたいと思います。（筆者金井たかし（高志）のプロフィールを見る）

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金井たかし（高志）　江戸川区議会議員・弁護士（元 武蔵野大学法学部･大学院教授　元LINE(株)監査役） 　

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