2023/6/21
葛西臨海水族園整備等事業における樹木の伐採についての東京都の説明(金井たかしの「江戸川区情報」)(筆者金井たかし(高志)のプロフィールを見る) 江戸川区議会議員・弁護士
今年2023年4月の江戸川区議会議員選挙を含む統一地方選挙の前に、葛西臨海水族園の整備等事業において1400本の樹木が伐採されることが問題とされていました。この樹木の伐採については江戸川区議会議員選挙の際に江戸川区民の関心事となっていたものです。
江戸川区議会議員選挙の後に、この問題についてあまり触れられることがありませんでしたが、最近、この問題について東京都の説明がなされていますので、それを紹介することにします。

樹木の伐採が問題となった際に、2023年2月10日の都議会環境・建設委員会で、建設局担当者は新水族園の建設エリアにある樹木の伐採について、「樹木への影響を極力減らすよう配慮することとしている。樹木が支障となる場合、移植困難なものを除き移植を前提に設計を進めている」と答弁していました(zakzak by夕刊フジ 2023年2月27日)。
現在、6月13日に更新された、東京都建設局公式サイトの「葛西臨海水族園(仮称)整備等事業に関するよくある質問」のページで、この問題についての説明がなされています。
Q「新しい水族園の建設のため1400本の樹木が伐採されるというのは本当ですか。」
A「都は、事業者の公募にあたり、公園内の樹木への影響を極力減らすことを求めており、事業者の決定後もこの方針に基づき事業を進めています。1400本の樹木を伐採するなどの情報が、SNSを中心に一部で流れていますが、事実ではありません。設計の結果、建物が樹木にかかってしまう場合も、樹木診断を実施のうえ、可能な限り移植します。」
Q「大量の樹木を伐採して太陽光パネルを設置するというのは本当ですか。
A「太陽光パネルは、新しい水族園建物の屋上スペースを有効活用し設置するものです。地面に設置するものではありません。従って、太陽光パネルを設置するために樹木を伐採するということもありません。」(この説明の下の完成図に関する太陽光パネルの設置場所の説明の図が掲載されていますので、見ていただくとよいと思います。)
この樹木の伐採の問題についての東京都の対応は以上のようなこととなっています。現在の状況について理解をしてもらえればと思います。(筆者金井たかし(高志)のプロフィールを見る)
金井たかし(高志) 江戸川区議会議員・弁護士
(元 武蔵野大学法学部・大学院教授 元LINE(株)監査役)
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