2022/9/18
江戸川区 ドッグランの場所(金井たかしの「江戸川区情報」)(筆者金井たかし(高志)のプロフィール)
私は、私自身では飼ってはいないのですが、コーギーや柴犬が大好きで、それらのグッズを集めたりしています。私の弟は二匹トイプードルを飼っていて、たまに弟の家でトイプードル達と遊んでいるのですが、先日、江戸川区のドッグランの状況について話題となりました。そこで、今回、江戸川区のドッグランについて確認をしてみました。

まず、ドッグラン(dog run)とは、犬の飼主が管理の上、外部から隔離されたスペースの中でリードをはずして、犬を自由に運動させることができる場所や施設のことで、犬同士のコミュニケーションなどがとれる場所や施設のことです。
江戸川内のドッグランを検索したところ、東京都立篠崎公園のドッグランしかないようです。東京都講演協会の篠崎公園の施設についての紹介のサイトの中に「ドッグラン」の利用案内が掲載されています。篠崎公園のドッグランの様子は「江戸川区の歴史と風景写真 江戸川フォトライブラリー」「都立篠崎公園のドッグラン(中・大型犬エリアと小型犬エリア)」で紹介されています。
人口が約69万人の江戸川区で飼われている犬の頭数を調べてみると、平成2年度のデータですが、約2万頭(20,426頭)となっています。江戸川区では約2万頭が飼育されているわけですが、江戸川区内のドッグランは一カ所となっています。なお、追加的に調べてみると、江戸川区の隣の葛飾区の頭数は14,000頭、江東区の頭数は約2万3000頭、墨田区の頭数は約7500頭となっています。
ドッグランについての江戸川区の考え方を調べてみました。二つのページが見つかりました。
まず、江戸川区公式サイトの中の「ドッグランについて」(更新日2020年1月6日)ですが、都立篠崎公園だけでなく、「都立宇喜田公園にも開設してほしいとの要望がありますが、すべての条件を満たすまでに⾄っておりません。」と記載されており、ドッグラン開設の4つの要件が満たされないので、開設が難しいことが説明されています。
また「ペットの遊び場について」(更新日2020年1月6日)というページでは、江戸川区民からの「荒川河川敷にドッグランのようなスペースができないかと考えています。ネットなどで囲いをし、犬の出入り口を作り、遊び場とすることはできませんか。」という要望のことが記載されています。
江戸川区の回答としては「昨今、要望が増えてきたペットに関して一番難しいのは、人によって好き嫌いがあるということです。・・・・中には存在そのものを嫌悪する方もいます。また、幅が狭く、不特定多数の方が訪れる河川敷にそうした施設を設置することについては、区の管理体制や費用、マナーの問題等も含めて、必ずしも肯定的な意見だけではないと考えています。以上のようなことから、江戸川区では、河川敷にドッグラン若しくはそれに近い施設を設置することは、現状考えていません。」とされています。
確かに、ペットとしての犬について好き嫌いがあることは確かです。しかし、江戸川区で約2万頭の犬が飼育されていることを考えると、都立篠崎公園以外にも小規模でもよいのでドッグランの設置の可能性を検討してもよいのかもしれません。ペットとの共生社会を考えるとドッグランの設置は一つの重要な課題かもしれません。(筆者金井たかし(高志)のプロフィール)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」(東京都江戸川区)
弁護士 金井たかし(金井高志)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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