2022/7/22
小松菜の国際ブランド化・海外輸出(金井たかしの「江戸川区情報」)
2022年7月20日「小松菜・しんとり菜 石川農園訪問」と7月21日「江戸川区の都市農業への取り組み」の記事で、石川農園でお伺いしたお話、江戸川区の都市農業への取組み、農業生産の実績などを書いています。今回は、都市農業の関係で江戸川区の小松菜の国際ブランド化や海外輸出のことについて記載したいと思います。
農林水産省の公式サイトにおいて、「(1)都市農業の重要性」のなかで、「(こまつな等の生産の多くを担っている都市農業)都市的地域の品目別農業産出額をみると、野菜はトマト、ねぎ等、果実はみかん、りんご等が多く、全国に占める割合ではこまつなが8割と最も高い(図3-28)。また、例えば、東京都ではこまつな(36億円)、神奈川県はだいこん(78億円)、大阪府はぶどう(33億円)といった品目の農業産出額が多くなっている。」という記載があり、江戸川区の特産品であるこまつ菜についての記載がなされています。
また、江戸川区公式サイトのなかの「江戸川区の農業データ」の中では、「『東京都農作物生産状況調査』によると江戸川区の小松菜収穫量(令和2年産)は2,791トンで、東京都全体の小松菜収穫量(6,885トン)の約40パーセントを占めています。東京都内では1番の収穫量です。」「令和2年の江戸川区の農業産出額は1,391百万円で23区内で第1位です。」と記載されています。
このように江戸川区における小松菜の生産は日本中のトップクラスのものであることから、この小松菜をさらに有名な野菜にしていくことが望まれるもので、江戸川区公式サイトの中で【特産農産物ブランド確立事業】として、「ロゴマークやキャッチフレーズを区のイベントや直売所で活用するだけでなく、市場出荷の際にも利用してもらい、江戸川区の農業を広く全国にPRします。また、都市農業の応援歌「えどちゃん音頭・マーチ」により、更にPRを推進します。」とされています。
この「特産農産物ブランド確立事業」の一環として、現在、小松菜のブランド化のための施策が行われているものですが、江戸川区の小松菜が全国的により有名となるような施策の拡充、また、日本でのブランド化を超えて、小松菜の世界でのブランド化を目指し、個別の農家・農園では構築することができない小松菜の海外への輸出のインフラストラクチャ(基盤)の構築・整備などの施策を考えてもよいと思います。(筆者金井たかしのプロフィール)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)
弁護士 金井高志(金井たかし)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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