2022/4/29
江戸川区における「区内共通商品券」の電子化
(金井たかしの「江戸川区情報」)
現在、コロナウイルス感染症によって疲弊する地域経済の活性化のために、多くの自治体でプレミアム付き商品券が発行されています。『マイ広報紙』のサイトで「紙と電子のハイブリッド化が進む商品券事業、プレミアム率900%の自治体も」という記事を見かけました。(2022/4/18 マイ広報紙事務局)
ここでは自治体におけるプレミアム付き商品券の発行状況を調査した結果が掲載されています。アンケート結果のデータとしては、「発行実績のある326自治体のうち、発行形態が「紙の商品券」は285(88.24%)、「電子商品券」は11(3.41%)、「紙と電子両方」は27(8.36%)と、まだ多くの自治体が紙の商品券による発行である」ということです。そして、「前回調査と比較してみると、『電子商品券』は2.24%から3.41%で約1ポイントの微増でしたが、『紙と電子両方』は2.88%から8.36%へと3倍近くに増えていることが分かりました。」との解説がなされています。
このような記事を読み、江戸川区でも「区内共通商品券」が発行されていますので、この共通商品券がどのような形態で発行されているかについて少し関心を持ちましたので確認をしてみました。
江戸川区の共通商品券については、「区内共通商品券まつり」として区内商店街の活性化などを目的として、2009年度から実施されています。そして、昨年2021年の江戸川区の「区内商品券まつり」については以下のサイトで記事が掲載されています。2020年は商品券販売額につき目標の10億円を達成できたということです。
「2021年(令和3年)9月29日 区内商品券まつり 10月1日から」
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e004/kuseijoho/kohokocho/press/2021/09/0929.html
この記事を見ると、江戸川区で発行されている共通商品券は、紙の商品券で発行されているものと思います。ただ、江戸川区は、区内経済の活性化とコロナ禍で利用が推奨されている非接触で支払いができるキャッシュレス決済を促進するために、PayPay(ペイペイ)と連携した最大30%のポイント還元キャンペーンを行ったことがあります。このようなことから、今後は、デジタル化の流れの中で、商品券事業の電子化がなされることと思います。その際に、電子機器の利用に慣れていない区民への配慮も必要になります。デジタル化の流れと電子機器の利用に慣れていない区民への配慮の両方を考えると、紙と電子の双方での発行が好ましいのかもしれません。
(筆者 金井たかしのプロフィール https://go2senkyo.com/seijika/180638)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)
弁護士 金井高志(金井たかし)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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