2022/4/14
「下鎌田小学校」「下鎌田西小学校」の統合後の名称
(金井たかしの「江戸川区情報」)
江戸川区の下鎌田の地名の由来と明治22年以降の下鎌田村の経緯を調べている時に、江戸川区立下鎌田小学校と下鎌田西小学校の統合に伴う統合後の名称の校名の公募についてのネット上での記事があったことを思い出しました。
そこで、今回、江戸川区立下鎌田小学校と下鎌田西小学校の統合後の名称の問題について少し調べてみました。
まず、江戸川区の公式サイトで、下鎌田小学校と下鎌田西小学校の統合に関する情報が掲載されています。
ここで「選定について」ということで、以下の通りの記載がなされています。
「校名案164案の中から合同会議で候補案を検討し、下記の7案を選定しました。
下鎌田・下鎌田第一・下鎌田西・下鎌田ひかり・下鎌田みずほ・下鎌田みどり・下鎌田みのり
この7案について、教育委員会で審議を行い『下鎌田』を校名案として選定しました。」
また、校名についての「下鎌田地域小学校統合に向けた合同会議」の第8回と第9回の議事録において、校名の選定に関する具体的な議論が記載されています。
最終決定に至る際の「下鎌田・下鎌田第一・下鎌田西・下鎌田ひかり・下鎌田みずほ・下鎌田みどり・下鎌田みのり」という候補の7案は、極めて穏当な名称であると思いますが、校名について、応募され候補となった校名候補について、ネット上での記事がありました。
「小学生のセンスさく裂 応募で集まった『新学校名』の案にツッコミ不可避」
この記事をみると本当にたくさんの校名候補があったことがわかります。興味深いよい名称もあったと思うのですが(例:下鎌田リバーサイド、下鎌田フレンド、下かま田ダブルなど)、最終的には「下鎌田小学校」という極めてオーソドックスな伝統ある名称が残されたという結果でした。この記事の筆者は「長い目で見れば、王道のネーミングが一番でしょう。時代に流されない、普遍的な魅力があります。」としています。他の記事で江戸川区の「下鎌田」という地名が江戸時代からある地名で由緒ある地名であることを記載していて、そのことからすれば、私も伝統的名称が残されたということに反対するものではありません。
私がイギリスに留学していた際に、「イギリスでは古いものを残すことを重視しています。古いものを残すことで害があれば、それを改めますが、古いものでも害がないものであれば残します。古いもの・伝統あるものは、一度なくしてしまうと、元に戻せないからです。」と言われたことを思い出しました。
(金井たかしのプロフィール https://go2senkyo.com/seijika/180638)
「金井たかし 江戸川区の政策研究(金井たかし公式HP)」 (東京都江戸川区)
弁護士 金井高志(金井たかし)
(江戸川区在住 弁護士 武蔵野大学[江東区]法学部・大学院教授)
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