2026/1/22
― 迅速さと公平性、その両立が問われている ―
仙台市は、物価高対策の一環として、デジタル身分証アプリを活用した「みやぎポイント」3,000円分の支給キャンペーンを、1月21日から開始しました。
本事業は、国の交付金を活用し、市民生活を下支えするとともに、地域経済の活性化を目的としたものです。
この事業について、仙台市の 郡和子 市長は、
「生活する皆様方に、迅速に届けるためには、このアプリにのって、ポイントを獲得してもらうのが一番早い」
と述べています。
申請から利用までをデジタルで完結させることで、
給付までのスピードを最優先した制度設計となっています。
今回の「みやぎポイント」を受け取るには、以下の手続きが必要です。
1️⃣ スマートフォンに専用のデジタル身分証アプリをダウンロード
2️⃣ マイナンバーカードを読み取り、本人確認を行う
3️⃣ アプリ内でポイント付与の手続きを行う
4️⃣ 3,000円分の「みやぎポイント」を取得
▶ ポイント発行期間:6月30日まで
▶ 利用期限:年内まで
▶ 利用可能店舗:宮城県内 約2,700店舗(飲食店など)
※ スマートフォンとマイナンバーカードの両方が必要となります。
この事業をめぐっては、
スマートフォンやマイナンバーカードを持たない市民が利用できない点について、
仙台市民オンブズマンが
「不公平な制度である」として、
支出の差し止めを求める住民監査請求を行っています。
物価高の影響を受けやすいのは、
高齢者
デジタル機器に不慣れな方
生活に余裕のない世帯
である場合も多く、
支援が本当に必要な人に届いているのかという視点は欠かせません。
仙台市は対策として、
区役所などでの操作支援ブース設置
商業施設での相談会開催
を予定しています。
こうした取り組みは評価できる一方で、
**「支援を受けるためにハードルを越えなければならない制度」**になっていないか、
検証が必要だと感じます。
今回の事業は、
迅速に支援を届ける
行政DXを進める
地域経済を下支えする
という点では、一定の意義があります。
一方で、
デジタル弱者への配慮
制度の公平性
代替的な支援手段の検討
といった課題も明確になりました。
物価高対策は一度きりではありません。
今回の取り組みを検証し、
誰一人取り残さない支援のあり方へとつなげていくことが重要だと考えます。
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ホーム>政党・政治家>田村 勝 (タムラ マサル)>【物価高対策「みやぎポイント」事業をどう考えるか/仙台市 宮城野区 田村勝(田村まさる)】