2024/12/17
私がウェル・ビーングという言葉に興味を持ったのはかれこれ2年前くらい。
そこから前野さんの著書などを読んでいたら、かなりおもしろい考え方、見方、
だなと思ってはまりました。
講演会をYoutubeで見たりして、枚方市の方にも議員研修か、職員研修に
前野さんを呼べないか、と提案したりもしていました。
今回枚方市の教育推進基本計画にこの言葉が掲載する、ということで
かなり熱い思いでもって質問をしました。
質問の中ではウェル・ビーングという言葉を使いすぎまして、反省です💦
答弁を合わせたら37回くらい連発してました💦言い過ぎ💦
小池質問
11月25日開催の教育子育て委員協議会で、「枚方市教育振興基本計画」の見直し案が示されました。そこでは、今回の見直しにより、同計画に定める教育目標のサブテーマが「個人と社会のウェルビーイングの実現をめざし、可能性を最大限に伸ばす」に変更するとの説明がありました。「ウェルビーイング」については、私もこれまでから関心を持っており、本市の教育目標に取り入れられたのはよいことだと思っています。
このことについては先の委員協議会の際にもお尋ねしましたが、ここでは改めて、今回のサブテーマの見直しに当たってウェルビーイングが盛り込まれることとなった経緯やその考え方についてお尋ねします。また、教育目標には掲げているものの、計画内の各基本方策等には、直接にウェルビーイングを意識させる記述がないように感じますが、その理由をお聞かせください。また、今後、記述が盛り込まれる可能性はあるのでしょうか。
総合教育部長答弁
「枚方市のウェル・ビーイングについて」お答えします。
今回の「枚方市教育振興基本計画」の見直しにあたり参酌した、国の第4期教育振興基本計画において、新たに「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」がコンセプトの一つに掲げられるとともに、これまで基軸とされてきた、「自立・協働・創造」の理念を発展的に継承し、個人と社会のウェルビーイングの実現を目指すこととされました。
また、国の計画では、日本社会に根差したウェルビーイングの要素として、「幸福感」「学校や地域でのつながり」「協働性」「多様性への理解」「社会貢献意識」「自己肯定感」「自己実現」「心身の健康」「安全安心な環境」等が挙げられており、これらの要素は、その多くが本市の教育においてこれまでも、そしてこれからも注力して取り組むべき内容と共通することから、本市の教育についても「ウェルビーイング」を目指すべきと考え、教育目標のサブテーマを見直したものです。
今後、記述を盛り込む可能性についてのご質問ですが、各基本方策等の記述につきましては、例えば今回、重点的に進める取り組みとして、課題解決型学習(PBL)など、子ども主体の学習活動の推進を掲げており、この取り組みを通じて子どもたちが達成感や自己肯定感を積み上げることで、主体性や想像力を育み、社会の担い手として成長することを通じて、子どもから大人まで一人ひとりのウェルビーイングが向上するものと考えています。このように、ウェルビーイングに関する直接的な記述はありませんが、計画に基づく様々な事業を推進することにより、結果として個人と社会のウェルビーイングの実現につながるとの考えの元、このような記述としているものです。
小池質問
教育基本計画へのウェルビーングへの取り組みがわかりやすいように、今後の内容の充実への検討をよろしくお願いします。
次に、職員のウェルビーングについてお聞きしたいと思います。
民間ではすでにウェルビーング経営を取り入れ従業員の生産性の向上や、離職率、生活習慣病の発生率の低下、求職者の増加や革新的なアイデアの提案数が上がるなど、様々な効果が報告されています。
自治体においても、市民サービスの向上には、職員自身が身体的にも精神的にも満たされた状態である、いわゆるウェル・ビーイングが実現できている状況で、高いモチベーションとやりがいを持って、いきいきと長く働き続けられる職場環境を整備していくことが重要であると考えます。
その実現に向けては、まずは、各職場における職員の意識を定期的に調査・把握し、その客観的な数値結果を踏まえた対策を講じていくことが有効と考えますが、職員のウェル・ビーイングの実現に向けて、現在講じておられる対策も含めて、見解を伺います。
総務部長答弁
職員のウェル・ビーイングの実現に大切な要素として、職場環境の向上があると認識しおり、毎年、職員のストレスチェックにおける集団分析結果の共有とそれを用いた管理職への研修、昨年度は、ハラスメントに関するアンケートの集団分析の結果を所属に提供するなど取組みを実施しているところです。
また、職員の意識の把握については、職員の組織への愛着心や貢献度を図るエンゲージメント調査を実施しており、今後は、この調査の中で、ウェル・ビーイングの要素も一体的に把握することは可能であると考えます。
小池質問
職員のストレスチェックや研修、エンゲージメント調査等のソフト面からウェル・ビーングの要素を取り入れていく仕組みづくりをよろしくお願いいたします。
それでは、ハード面からは職場環境の充実についてお聞きします。
執務環境の改善により、職員が心身ともに健康でいきいきと働き続け、持てる能力を発揮することで、市民サービスの向上につながるものと考えます。
以前、わが会派から職員のハード面の執務環境改善について質問し、長時間使用する事務椅子に人体工学に基づいた椅子の導入を求めました。市からは
「現在採用している椅子等は、厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が示す機能を一部満たさない部分もあり、改善が必要と考えている。ガイドラインを踏まえながら、ハード面での環境整備の検討を進めていく。」
との答弁がありました。
私はこの間職員の方たちの椅子に注目してまいりました。
すでに座面が安定していないと思われる昭和の事務椅子で1日の大半を過ごされている方が多く散見されました。
私は少なくとも2年以内には古い椅子を無くしていくべきと考えますが、これについては、副市長の見解をお伺います。
副市長答弁
先ほど総務部長から答弁いたしましたが、職場環境を向上させることの重要性は認識しているところです。とりわけ、議員お示しの事務椅子については、職員が長時間利用するものであり、それを整備することは、健康面の向上に加えて、生産性の向上にも期待できると考えられます。
今年9月にオープンしたステーションヒル枚方の行政サービスフロアでは、ユニバーサルレイアウトなど新しい働き方に対応することのできる執務環境を実現しており、事務椅子については、身体への負担を軽減することのできる機能を備えたものを採用しています。
今後、庁舎内においても、このような執務環境の整備を進めていく予定とはしておりますが、特に事務椅子については、かなり古いものを使い続けているという状況もありますので、新庁舎移転後も使用できることから、可能な範囲で早期に整備を進めてまいります。小池質問
大手メーカーの事務椅子は非常に高額であると聞いていますが、安価でも機能が優れた椅子もネットや量販店などでは販売されています。更新については、財政面の課題はあると思いますが、職員の健康維持には必須であると思います。早期に整備をするとのことですので、スピード感をもって、一刻も早く取り組みを進めていただきますよう、要望しておきます。
これまでの質問で、児童・生徒、市職員におけるウェル・ビーイングについて質問をしてきました。
しかし、一番重要なことは、枚方市がウェル・ビーイングを実現できるまちとなり、市に関わる全ての人が日々の生活に満足し、幸福を感じることです。
そのためには、まち全体のウェル・ビーイングの実現に向けて取り組む必要があると考えますが、本市における取り組みについてお聞きします。
総合政策部長答弁
まち全体のウェル・ビーイングの実現に向けては、第3期枚方市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、“誰もが幸せを実感できるまち”を「目指すべき将来像」としており、この達成度合いを測る重要目標達成指標(KGI)は、市民の「生活満足度」(ウェル・ビーイング)を設定しているところでございます。
この総合戦略は、第5次総合計画との整合を図り、本市の全ての施策を位置付けて策定しておりますことから、本市施策を推進・強化していくことで、まち全体のウェル・ビーイングの実現を目指していくものでございます。
小池質問
総合戦略では、枚方市全体のウェル・ビーイングの実現を目指していくとのことです。また、ウェル・ビーイングを測る指標として、市民の生活満足度を設定されているとのことですので、ウェル・ビーイングの実現に向けた進捗の測定を行い、状況をしっかりと把握したうえで、必要な対策をとって施策を進めていただくようにお願いしておきます。
最後に、ウェル・ビーイングについて、市長の市政運営における、ウェル・ビーイングの実現に向けた見解を伺います。
市長答弁
ウェル・ビーイングの実現に向けては、本市のあらゆる取り組みの推進において、その対象となる一人ひとりの幸福度を意識しながら進めていく必要があると考えており、引き続き、市民目線での取り組みの徹底により、実現につなげていく考えです。小池要望 ご答弁ありがとうございます。
デジタル庁の地域幸福度指標では、地域における幸福度や生活満足度を客観的データ、主観的データで数値化・見える化しています。
大阪府や加古川市、前橋市などはHPに解説とともに府や市の地域幸福度指標を市のアンケート調査結果とともに掲載しています
このようなデータも活用していただき、枚方市のウェル・ビーイングの実現に向けた進捗の測定を行い、状況をしっかりと把握したうえで、必要な対策をとって施策を進めていただくように要望いたします。
デジタル庁の枚方市の地域幸福度指標
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