2026/5/24
近年、日本の夏は「危険な暑さ」と言われるほど厳しさを増しています。
気象庁でも、熱中症への警戒を呼びかける日が年々増加しており、外出そのものが体力を奪う時代になってきました。こうした中、いま大きく注目されているのが「日傘」です。かつては、紫外線対策や美容目的として“女性が使うもの”というイメージが強くありましたが、現在では、性別や年代を問わず活用される“暑さから命を守るためのアイテム”へと変化しています。株式会社ハンズの広報担当者によると、現在の日傘は、紫外線対策だけでなく、遮熱性・軽量性・耐久性など、機能面でも大きく進化しているとのことです。
最近の日傘で特に注目されているのが、「完全遮光」と呼ばれる高性能モデルです。
現在では、・遮光率100%・UVカット率100%をうたう商品も珍しくなくなり、“完全遮光”が新たなスタンダードになりつつあります。
さらに、生地が破れない限り遮光性能が落ちにくい特殊加工を施したモデルも登場しており、以前の日傘とは比べものにならないほど高機能化が進んでいます。
日傘は、肌や目を紫外線から守るだけではありません。直射日光を避けることで体感温度を下げ、体温上昇を抑える効果も期待されています。実際に、炎天下で日傘を使うと「体感温度がかなり違う」と感じる方も多く、熱中症対策として活用する人が急増しています。
現在、売り場の約8割を占めているのが「折りたたみタイプ」です。以前は長傘タイプが主流でしたが、最近ではバッグに収納できるコンパクトさが支持され、通勤・通学時に持ち歩く人が増えています。特に注目されているのが“超軽量モデル”です。
最近では100グラムを下回る商品も登場しており、中にはスマートフォンより軽い製品もあります。
「持っていることを忘れるほど軽い」
「荷物になりにくい」
という声も多く、毎日の暑さ対策として定着しつつあります。
一方で、「軽いと壊れやすいのでは?」という不安に応える商品も増えています。現在は、強度としなやかさを兼ね備えた「グラスファイバー骨」を採用したモデルや、骨の本数を増やして風に強くした耐風モデルも人気です。突然の突風やゲリラ豪雨にも対応できるよう、晴雨兼用タイプを選ぶ人も増えています。軽量化だけでなく、“長く使える丈夫さ”も重視される時代になっています。
近年は、男性の日傘利用も急速に広がっています。民間気象情報会社の調査によると、2025年には男性利用率が13%に達し、およそ10人に1人が日傘を使用しているという結果も出ています。これに合わせて、・ネイビー・ブラック・グレーなど、ビジネスシーンでも違和感なく使えるシンプルなデザインが増えています。
また、子どもの熱中症対策として、通学用の日傘を購入する家庭も増えています。登下校時の強い日差しは、子どもたちの体力を大きく奪います。帽子だけでは防ぎきれない暑さの中で、日傘は体を守るための重要な選択肢となっています。
高機能な日傘も、長く使うためには日頃のお手入れが大切です。UVカット効果や防水性能は、摩擦や雨の影響で徐々に低下するため、・UVカットスプレー・防水スプレーなどを定期的に使用することが推奨されています。
また、汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで優しく洗うのがおすすめです。
これからの季節は、強い日差しにも急な雨にも対応できる「晴雨兼用タイプ」がとても便利です。一方で、長く快適に使うためには、日頃のお手入れも欠かせません。使用後はしっかり水分を拭き取り、陰干しで乾燥させることや、防水・UVカットスプレーなどを活用することで、機能を長持ちさせることができます。
便利なアイテムだからこそ、“使いっぱなし”にせず、日々のメンテナンスも心がけたいものです。
猛暑が長期化する中、日傘は「夏だけの特別なアイテム」ではなくなっています。
紫外線対策だけでなく、熱中症予防や体力消耗の軽減など、健康を守るための重要なアイテムとして、その役割はますます大きくなっています。これから迎える本格的な夏に向けて、自分のライフスタイルに合った一本を備え、暑さから身を守る工夫をしていきたいものです。
“暑さを我慢する”のではなく、“上手に備える”。そんな新しい夏の過ごし方が、今、求められています。
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