2025/10/24
耐震性不足に伴う兵庫県庁舎の建て替えについて、
県は21日、新庁舎の整備費が約650億円、仮移転などの関連経費を含めると総額で約810億円に上る見通しを明らかにしました。
これは同日に開かれた有識者検討会で示されたもので、斎藤元彦知事が就任後、以前の計画を凍結して以降、事業費を公表するのは初めてです。
斎藤知事は検討会で、「外郭団体の入居をやめるなど大胆な見直しを行った」と述べ、見直しの成果を強調しました。
県の基本構想案では、耐震基準を満たさない1・2号館や議場棟、県民会館などを解体し、
1号館跡地に新庁舎と旧県民会館を一体的に整備する方針です。
井戸敏三前知事の時代、2019年に示された前計画では、高級ホテルの誘致を含めて整備費を約700億円と見込みましたが、
その後の物価高騰により1,000億円を超えると判断され、斎藤知事が2021年の就任後に計画を凍結。
事業費の圧縮を掲げ、昨年11月の知事選では500億円前後を目標にしていました。
今回の会議では、新庁舎群の延べ床面積を前計画比で約3割減の約9万2千平方メートルとし、
整備費は約360億円減の約650億円とする概算を提示。
有利な財源を活用することで、県の実質負担は約560億円に抑える見通しです。
一方で、民間オフィスへの仮移転など関連経費は前計画より100億円増の約160億円となっています。
検討会の嘉名光市会長(大阪公立大学大学院)は、会議後の取材に対し、
「今のトレンドでは3年後に建設費が上振れする可能性が十分ある。そのリスクをしっかり認識すべきとの意見があった」と述べました。
県は11月にパブリックコメント(意見公募)を実施し、2028年度以降の着工、2030年代前半の完成を目指しています。
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